WORLD CITY TOWERSの完成予想図。タワーマンションとしては一般的な塔状ではなく板状の建物による3棟構成となっており、中庭を広くとることでどの棟からも眺望が開けるよう配棟を工夫している |
民間分譲マンションとしては日本最大の規模
新宿からりんかい線に乗ると、20分足らずで近未来的な高層ビルが立ち並ぶ天王洲アイル駅に着きます。今回訪れた「WORLD CITY TOWERS」(住友不動産)はここから徒歩8分、東京モノレールの天王洲アイル駅からは徒歩4分の場所で建設中です。JR品川駅からも徒歩14分(専用シャトルバスあり)なので、「東京で新幹線の駅から歩ける」という、希少性の高い立地条件を備えたマンションだといえるでしょう。「日本最大」の看板が目印のお台場マンションパビリオン。文字の大きさも最大級? |
クルーザーをチャーターできる桟橋が敷地内に
パビリオンでまず案内されるのが、東京湾岸エリアの1500分の1の模型を展示したジオラマ・コーナーです。ここではマンションが立地する品川シーフロントエリアの立地特性について、解説付きの画像とともに紹介されます。同エリアの住人は現在3150世帯ほどですが、このマンションの約2000世帯を含め、2年後には1万1000世帯ほどに増える見込みだそうです。ジオラマ・コーナーの奥はシアタールームになっており、ちょっとした映画館並みの大きさのスクリーンや、大型模型などで入居後の暮らしをイメージできる仕掛けになっています。説明によると、敷地の東側と南側は運河に面しており、東側にはボードウォークが設置されるとのこと。その一角には桟橋が設けられ、江東区内のマリンクラブとの提携でクルーザーをチャーターできるそうです。クルーザーは12人乗りで3時間3万円で借りられる予定とのことなので、誕生日や結婚記念日などに友人・知人を集めて船上パーティーなんていいかもしれません。
24時間スーパーやクリニックなどを誘致
そのほかにも敷地内の施設は豊富です。地上26階に設けられる2層吹き抜け・広さ約340m2のスカイラウンジやプール、フィットネスのほか、マルエツグループが運営する24時間営業のスーパーも設置されます。さらにベネッセコーポレーションの子会社との提携による認可保育園や、東京慈恵医大と提携した総合クリニックを誘致するなど、生活に必要なさまざまな施設を敷地内に設ける“All in City”の発想に基づく街づくりが進められる予定です。都心部という立地上、セキュリティの強化も欠かせません。まず敷地の出入り口にはガードマン待機用のガードボックスがあり、エントランスホールにはオートロック。さらにエレベーターホールにもオートロックが設置されます。各住戸のインターホンは自動録画機能付きになっており、防犯センサーが付くなど、三重・四重のチェック機能が働く仕組みになっています。また、警備員は24時間の常駐体制です。