浴室は1.4m×1.8mのサイズが標準
浴室の広さを重視する人も増えている |
バルコニーは奥行き1.5m以上あると洗濯物を干したり網戸を掃除したりしやすくなります。最近はガーデニングやアウトドアリビング用ということで奥行き2m以上の物件も見かけますが、あまり奥行きが長いと室内に日が射さず暗くなることもあるので注意しましょう。
階高は3m以上が望ましい
梁と同様に、間取り図だけでは分からないのが天井の高さです。自分で測るのは難しいので、販売会社の担当者に確認してください。公庫では天井高230cm以上を最低基準としていますが、LDや洋室は250cm前後以上が標準。255cm以上ならかなりゆったりした気分が味わえます。また、販売会社には天井高のほかに「階高」も聞いてみましょう。階高とは床の表面から上の階の床の表面までの高さのこと。この階高が高いとリフォームやメンテナンスがしやすい「二重床・二重天井」にしても、ゆとりのある天井高のプランがつくりやすくなります。階高が300cm以上あれば「高い」部類に入るといえるでしょう。
ここに示した数字はあくまで一般的なケースを想定した目安です。快適な広さや高さは人によっても違うので、モデルルームで実際に体験して判断するようにしてください。
●住戸内の各スペースはどのくらいの広さが必要?
LDK | 専有面積の25%以上が基本。70 m2台なら最低でも10畳。12畳あればダイニングテーブルやソファを配置しやすい。 |
洋室 | 6畳以上が望ましい。正方形より長方形のほうが家具やベッドを置きやすい。 |
主寝室 | シングルベッドを2つ置くなら最低7畳。できれば8畳以上ほしい。 |
和室 | 6畳が一般的。ベランダに面していない場合はエアコンを設置できないと居室として利用しにくい。 |
居室の数 | 3LDKが最も多いが、子ども2人世帯の場合は将来の個室化に備えて4LDKが望ましい。 |
キッチン | 3畳~4畳が標準。調理台と食器棚との間が80cm以上あれば動きやすい。 |
収納 | 専有面積の7~9%が目安。服をかけるには奥行き55cm、布団を仕舞うには85cm必要 |
浴室 | 専有面積70 m2以上なら1.4m×1.8mサイズが標準。足を伸ばして入れるかどうかを確認。 |
バルコニー | 奥行き1.5m以上あれば便利。1.8mぐらいあればガーデニングもしやすい。 |
廊下の幅 | 壁の表面から壁の表面まで(内法)で78cm以上が標準。85cm以上なら車イスでも通りやすい。 |
天井の高さ | LDや洋室は250cm前後以上、和室は220~230cmが標準。階高(床面から上階の床面まで)は300cm以上が理想。 |
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