『美人のいろは』(山下景子著 幻冬舎) |
昨年のゴールデンウィーク前に紹介した、『美人の日本語』(山下景子著 幻冬舎)の第二弾が、『美人のいろは』。
第一弾に続き、数々の、優しくて美しい日本語が紹介されています。
例えば、「時文(ときふみ)」という言葉。
夜明け時や日暮れ時など、決まった時刻に送った文(ふみ)のことを「時文」というそうです。
著者は、こう解説しています。
「同じ時刻に文を書くということは、生活の中に相手を思うことが組み込まれているということ。そして、それは、受け手の側にもいえることです。きっと、より強い絆がむすばれていったことでしょう。」
また、著者は、この本のあとがきに、
「言葉には、書き言葉と話し言葉があるといわれますが、「想い言葉」というものもあるのではないか」
と記しています。
何かを「想う」ことは、とても素敵なこと。
そして、それを表す「想い言葉」は、自分自身をも素敵にしてくれるような気がします。
「後朝(きぬぎぬ)」
「夢人(ゆめびと)」
「新衣(にいごろも)」
「花心(はなごころ)」
今年のゴールデンウィークも、美しい日本語に触れて、潤いある女性になりませんか?