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日本振興銀行がペイオフ! 急ぎの解約は損?!(2ページ目)

日本振興銀行が破たんして、初のペイオフ発動となりました。預金保険制度によって、「預けたお金1,000万円とその利息」は確実に取り戻せますが、それを超えるお金は全部はもどってこない見込みです。預金していた人は今後どうすればいいのでしょうか。

やがら 純子

執筆者:やがら 純子

マネープラン入門ガイド

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預金が1,000万円を超える人は

急いで解約したほうがいいの?

急いで解約したほうがいいの?

預金が1,000万円以内の人は、何も急ぐことはありません。

預金が1,000万円を超える人も、基本的には急ぐ必要はありませんが、日本振興銀行からローンを借りていた人は、「相殺」の手続きは早めにしておいたほうがよいかもしれません。

相殺は、たとえば定期預金が3,000万円あって、それとは別にローンが2,000万円あった場合、差し引き1,000万円の預金とみなされるというものです。相殺の申し込み受付はすでに始まっており、「概算払い」の前に行う必要があります。

概算払いについて説明しましょう。1,000万円を超える部分のお金が、どのくらいが返ってくるかは、さまざまな段階を経てからでないとハッキリしません。そのため、お金を返してもらえるのが1年ほど先になります。そこで、その前にお金が必要な預金者に対しては、預金保険機構がだいたいの金額を計算して前払いしてくれる制度があります。これが概算払いです。

概算払いの受付開始は今年の11月か12月くらいではないかと思われますが、実際に概算払いが行われる時期は未定です。

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