リビングのコーディネートから学ぶ、美しく暮らすための家具選び
イデーがコーディネートした住宅のリビングです。すっきりしていて無駄なものがありません。なんでこんなにシンプルに美しく暮らせるんだろう、と考えたのですが、たぶんこういうこと。間仕切りがないので、とても広く感じられるリビング。空間を引き締める個性的な照明はイデーの“ランパデール トワ ルミエール”23万9,400円(税込)(写真提供:ホームバンク・オーガニック) |
まずは部屋に馴染む扉つきの収納を用意。視界に入るのはイヤだけど、日々の暮らしに必要なものって、ありますよね。そんなアイテムは扉の向こうへ。それからオープンシェルフ。自分で見るだけでも嬉しい「ご自慢アイテム」は、ここにディスプレイ。お気に入りをぎっしり並べるのもいいですが、ある程度の余白を残しておくと、すっきりした印象が際立ちます。そして、仕上げに個性的な照明を置くと、ぐーんとお部屋のおしゃれ度が高まります。
もちろん、それぞれのアイテムのバランスが取れていることが重要。このお宅は、イデーらしいバランスのよさが出ているリビングでした。自分でコーディネートをするのは難しい、と思うなら、家具を選ぶのと同時に、「こうしたい!」という全体的なイメージをショップスタッフに伝えましょう。目から鱗のセレクションをしてくれますよ。
料理が楽しくなる、オリジナルキッチン
カウンターが長く延びて、作業しやすいキッチン(写真提供:ホームバンク・オーガニック) |
この家は岡山県の住宅会社、ホームバンク・オーガニックが企画プロデュースしたものですが、内外装やエクステリアの素材・カラーコーディネートをトータルにイデーが手掛けています。無理に背伸びしたかっこよさではなく、生活に溶け込むセンスの良さがにじみ出ています。
人があつまるダイニングには大きなテーブルを
キッチンと連続して、ダイニングスペースがありました。コミュニケーションを重視して大きなテーブルを。スペース自体はそんなに広くないのですが、ワンフロアに余計な壁がないので、ゆとりが感じられます。大きめサイズのテーブルは、ホームパーティーの時にお役立ちなだけでなく、趣味のスペースに使ったりして、様々に活用できますね。左:リビングからダイニング、キッチンを見たところ。右:キッチンからダイニング、リビングを見たところ。シンプルで大きなテーブルに合わせた優雅なラインのAMI CHAIRは、一脚4万7,250円(張り地によって価格は変わります) (写真提供:ホームバンク・オーガニック) |
無垢のテーブルって、グラスの跡がつくのがイヤだと言う人もいるかもしれませんが、質のいい家具がだんだん生活に馴染んでくるのも素敵です。気取らずに使えて、長く愛せるテーブルは、家族が集まるダイニングスペースに相応しいと思いませんか?
こんな素敵なお家なら、毎週ホームパーティーしたいかも。いえいえ、ホームパーティーじゃなくても、疲れて帰ってきた旦那様をおもてなししたくなります! 次ページでは、癒しのダイニング演出テクニックを、イデープロデュースのレストランRojak(六本木ヒルズ)に学びます。