インテリアコーディネート/部屋別コーディネート術

和室と洋室の一体化のワザとテクニック 和と洋を重ねるインテリア(2ページ目)

本格的な和室でも洋室との一体化はインテリアで演出することができます。「うちにも、和室があるのになにかすっきりしないなァ・・・雑誌みたいにならない。」と思いの方、必見です。

菅野 民子

執筆者:菅野 民子

インテリアスタイル実例ガイド

5)ベッドカバーはやさしいシルクで・・!
本格的和室にあわせて、格調たかくシルクで、カラーは赤みのある鈍い紫にし、黄聚楽(きじゅらく)の壁のアクセントにしています。クッションもおなじシルクで濃淡の2色になっています。


6)スタンドは少し大きめのサイズ・・・!
スタンドは意識をして少し大きめな選ぶのがコツです。チャイニーズのレプリカの壺をスタンドに仕立て、ランプシェードは布製です。ここでは、ベッドヘッドのデザインやベッドカバーのシルクの光沢を考慮してスタンドを選んでいます。


7)額絵は日本のアンティークプリント!
日本のアンティークプリント、すなわち木版画です。浮世絵を扱っているお店を覗くと、意外と廉価でステキな植物画に出会うことができます。ここでは、古い植物画にあわせてマットを選び、シルバー色の額縁をあわせています。(版画だからといって、安易に和風の黒縁や生地色の額縁を選択してはいけません。たとえ額縁ひとつでも、全体のインテリアのバランスを考えて慎重に選びましょう。)



7)和室に洋を持ち込む・・・!
ここの和室は本格仕様ですので、洋を持ち込むことは困難です。そこで、座布団をベッドカバーとおなじシルクで、クッションとも座布団とも言えない“クッション風ざぶとん”を仕立てました。ベッドルームと和室をつなぐ唯一のポイントになっています。また、座卓はうるし塗りで、黒にシルバーのラインのモダンなものにしています。


本格的な和室でも洋室との一体化はインテリアで演出することができます。最近は、和風がもてはやされ、海外では“禅”のインテリアブームです。インテリア雑誌にはステキな和風が紹介されています。「うちにも、和室があるのになにかすっきりしないなァ・・・雑誌みたいにならない。」と思いの方、木造在来工法で大工さんが腕をふるった家ではありませんか?マンションの和室や、洋室の一部を和室風に畳を敷いた部屋でしたら、簡単にインテリア雑誌をお手本に模様替えができます。ひとクラス上のインテリアを楽しんでください。
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