インテリアコーディネート/インテリアコーディネートの基本

インテリアセンスアップ、まずは収納上手になる! 家の中が片づかない・三つの原因

収納情報や収納道具に惑わされないように、収納の基本をしっかり身につけましょう。家の中が片づいていれば、インテリアは80%合格点です。

菅野 民子

執筆者:菅野 民子

インテリアスタイル実例ガイド



家の中が片づいていれば、インテリアは80%合格とも言えます。インテリアなど騒がれない頃、少し前の日本の家屋はとってもきれいでした。インテリアをかっこよく決めたいのにどうもお片づけが苦手な方に、「家の中が片づかない」原因を考えてみましょう。収納情報や収納道具に惑わされないように、プロの収納ワザでも、あなたにとっては使いにくいこともあります。収納の基本をしっかり身につけましょう。



「家の中が片づかない」三つの原因(その一)

■1.モノを大切にする意味をはき違えていませんか!<モノを死蔵>している。

<原因>
●いつか使うだろうと不要なモノを捨てられない。
●何でもとっておくことが、モノを大切にしていると誤解している。

<ポイント1>
自分にとって、なにが要か、不要かの基準を決める。
(例)衣類、靴・・・3年間一度も身につけない衣類や靴は処分する。
(例)紙袋、缶、箱・・・スペースにあった枚数や個数を決め、それ以上とっておかない

<ポイント2>
モノを購入するときは、ほんとうに必要か良くチェックする。(モノを増やさないこと、置く場所を決めてから・・・)

<ポイント3>
年一回は必ず、モノの要、不要のチェック日を設ける。
(例)衣類・・・衣更えの時期
紙袋、缶、箱・・・年末の大掃除の時期、五月の連休など



「家の中が片づかない」三つの原因(その二)

■2.収納場所が定まっていないために、<モノが分散><行方不明>になっている。

<原因>
●モノの収納場所がきちんと決まっていないために、モノがあちこちに分散、なにがどこにあるのが非常に解りにくい。
●必要なモノが、必要な時にすぐに出てこない。
●収納場所が決まっていないために、家族でモノを出し放しにしてしまう。

<ポイント1>
家の中のモノを、内容別に分類すること。
(例)キッチン・・・食品は種類別に乾物類、調味料類、缶詰瓶詰類など
調理器具は使用頻度別、用途別などに
(例)居間・・・・・文房具は文房具、医薬品は医薬品、書類は書類など分類する

<ポイント2>
「使う場所に使うモノ」を基本に、分類したモノの「指定席」(収納場所)を決めること。モノの分量と内容が把握でき、二重三重の衝動買いが防げる。



「家の中が片づかない」三つの原因(その三)

■3.収納場所に問題がある、<出しにくい=片づけにくい>

<原因>
●モノを出すときに、ほかのモノを出してからでないと目的のモノが出せない。
●よく使うモノが手の届きにくい所に置いてあったり、使う場所になく遠く離れた所においてある。

<ポイント1>
出しにくかったり、使いにくいことに慣れないこと!

<ポイント2>
使用頻度により収納場所を決め、良く使うモノは取り出しやすい位置に、時々使うモノはよく使うモノのまわりに、めったに使わないモノは手の届きにくいところに収納。

<ポイント3>
収納場所や収納方法を固定観念で考えない。
(例)食器類を引き出しに収納など。
(例)たたむ・重ねる・横や縦に積む・丸める・掛けるなどくふうをする。


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