光の詩人!Ingo Maurerインゴマウラーの世界
地下鉄の便も悪く、一つだけぽつんと離れたIngo Maurer(インゴ・マウラー)会場、それでも人は集まってくる。光の詩人と言われるIngo Maurerの今年の照明を見なければと・・・!これ以上楽しいアーティスティックでインパクトのプレゼンテーションはないかもしれない。ここでの会場では老弱男女、誰でもが、少年の様に目を輝かせて、明かりの面白さを充分楽しみます。
インゴ・マウラーの照明はレストランなどでたくさん見ています。例えば、ZETTEL`Z (ツェゥツル )、ドイツ語で“紙切れ”の意味を持つ、ワイヤーにひらひらとメモ用紙がぶら下げてある照明や、羽の生えたライトLUCELLINO WALL(ルーチェリーノ ウォール)など見かけたことがあると思います。会場には、いたずらっぽい目をしたおじいちゃま、マウラー氏自身が接客する姿を見かけました。
会場の壁面いっぱいの巨大な照明器具。時間でバラの位置が移動します。椅子の前の壁には、仮想現実の暖炉の炎が燃えています。
たくさんのアトムが指さすのは光のカーペット。これも時間でさまざまに変化、あまり綺麗なのでずっと見入ってしまいました。なぜここにアトムがたくさんいるのか?マウラー氏独特のユーモアなのでしょうか。
薄暗い会場に浮かぶ不思議な照明。下に置かれた可憐なチューリップとの取り合わせが微妙です。近づくとこれにもフィギュアが使われていました。(下の写真参照)
割れたチャイナドールが不思議な世界を作っています。割れていることもあり、オリエンタルのおどろおどろしい世界観を感じたのですが、マウラー氏はチャイナドールをもっと純真に可愛いと感じたのかもしれませね。
これも照明、フィギュアの鉄人がいっぱい。マウラーの遊び心、今回は人形にこだわっているみたいです。
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今回の素敵空間:
ミラノサローネ <関連サイト>
2006年
ミラノ最新情報・アルマーニカーザの新作2006年
ミラノサローネで見たインテリア情報12006年
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