庭造り/庭造りの基礎知識

デッキ、テラスetc.ガーデン空間3種の神器

庭をもっと活用するために欲しいものは「ウッドデッキ」「屋根付テラス」「ガーデンルーム」がベスト3。これからは、よりくつろぎ感を大切にした庭が主流になるのかも。あなたは庭をどうしたいですか?

岩間 光佐子

執筆者:岩間 光佐子

住まいの設備ガイド

あなたは庭をどう利用していますか?
あなたの家では、庭をどのように利用していますか?
たとえば・・・
「庭木が数本植わっていて、小さな花壇があって。あとは洗濯物干し場・・・。」
「カーポートと自転車置き場でいっぱいいっぱい!」
「子供とペットの遊び場、ただの芝生・・・」

せっかく庭があるのに、なかなか思うようにいかない人も多いのではないでしょうか?そんな庭に対する思いはどんなものか、先日発表された調査からみていきましょう。さて、これからの「庭」はどんな空間になるのでしょうか?

【記事内データ出典】 東洋エクステリア 『ご自宅の庭の活用状況に関する調査報告』

現状は、ガーデニング・自転車置き場 ・洗濯干し場・・・

まず現在、庭をどのように使っているかというというと、「鉢植えやガーデニングの場として(75.7%)」「自転車置き場として(30.8%)」「洗濯物干し場として(27.9%)」「物置を置いて家庭内の荷物などの収納の場として(27.7%)」「家庭菜園などの場として(22.8%)」がベスト5となっています。トップのガーデニングは別としても、どちらかというと実用的な使い方をされている方が多いのがわかります。自転車置き場や洗濯物干し場は、日々生活の中で必要なものですから当然なのかもしれません。一方、「家族や知人とのパーティの場」や「軽い運動などのスポーツとしての場」「家族との食事の場」などコミュニケーションの空間、癒しの空間として利用している人はまだまだ少数派というわけです。

「しかたないじゃない?庭といっても、狭いんだもの・・・」という声も聞こえてきそうですので、庭の広さとの関係をみてみましょう。20坪以上の広い庭をお持ちの方の場合、「家庭菜園の場」が3割以上いるという特徴があります。逆に5坪未満の狭い庭の方は、「特に活用していない」という回答が広い場合よりも多くなっています。とはいえ、狭くても広くても活用方法で一番多いのは、「鉢植えやガーデニングの場として」という答え。広さに関係なく工夫次第で自然を身近に感じられるガーデニングはもう定番になっているのでしょうね。

今後は家庭菜園が人気?!

 ハーブなら手軽な家庭菜園・・・
では、「今後はどのように活用したいのか」を聞いてみたところ、やはり「鉢植えやガーデニングの場として」はトップですが、増えてきたのが「家庭菜園」。スローライフへの関心、安心できる野菜へのニーズ、ガーデニングショップの充実、趣味としての人気、節約(?)などなど、現状として家庭菜園が注目される環境もあるのかもしれません。

また「家庭菜園」以外で、今の活用状況から比べると増えているのが、「読書や昼寝などくつろぎの場として」「家族や知人とのパーティの場として」「家族との食事の場として」など「くつろぎの場」としての使い道です。お茶を飲んだり食事をしたり、のんびりしたり、そんなもうひとつのリビング・ダイニングのような使い方。生活を楽しむための空間として庭が重要な場になってきているのでしょう。

■今後、庭をどのような場として活用したいですか?
[1位]鉢植えやガーデニングの場として(57.0%)
[2位]家庭菜園などの場として(30.1%)
[3位]物置を置いて収納の場として(14.2%)
[4位]洗濯物干し場として(13.8%)
[5位]日曜大工など趣味の場として(11.9%)
[5位]家族や知人とのバーティなどの場として(11.9%)
[7位]自転車置き場として(11.5%)
[8位]家族との食事の場として(10.5%)
[9位]ペットと遊ぶスペースとして(9.9%)
[10位]読者や昼寝などくつろぎの場として(9.8%)


では、そんな庭をもっと活用するために欲しいものはなんでしょうか?次ページでみていきましょう。
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