重視した項目 | あきらめた項目 | ||||
1位 | 価格 | 88.6% | 1位 | 住戸の広さ | 36.1% |
2位 | 最寄駅からの時間 | 76.5% | 2位 | 価格 | 26.1% |
3位 | 住戸の広さ | 72.2% | 3位 | 最寄駅からの時間 | 26.1% |
4位 | 通勤アクセスの良いエリア | 69.2% | 4位 | 住戸の向き | 25.3% |
5位 | 住戸の向き | 69.2% | 5位 | 間取りのプラン | 21.6% |
データ:「首都圏マンション契約者調査」 2003年リクルート調査 回答者4616人 |
重視項目があきらめ項目へ?!
このデータはマンションを対象にした調査ではありますが、注目すべきは重視項目のトップがあきらめ項目に逆転していることです。住戸の広さをあきらめることは一戸建てにあてはめると、敷地の広さや延床面積を小さくすることなります。意外な結果は価格です。最も気にしていたものがあきらめ項目では2位になっています。周囲の環境や立地条件が良いと心が動くのでしょうか。情報は重視項目に沿って選ぶ!
最近の家づくりではインターネットやショールームが最大限に活用されています。そこでショールームやインターネットで調べることによって、情報をたくさん詰め込んでしまい結局画一的な家になってしまう傾向があります。これらはいわゆる情報バンク。必要な情報から欲求を駆り立てるような本来不必要であった情報まで多様です。失敗したくない、有力な情報を見落としたくないと貪欲になりすぎないことです。
まずは家づくりの重視項目を順に挙げ、同時に妥協項目もつくるとよいでしょう。
例えば価格重視に設定するならば、仕上げの仕様ランクを下げるなどします。あれもこれもと欲張っていては結局は全ての要求の平均値にしかなりません。
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