住居侵入の手口


近年、住宅に対する侵入盗の認知件数が増加しています。平成12年に15万4千件あり、これは戦後最悪の数字と言われましたがその後も手口の凶悪化が進み対策に追われています。しかし「自分の財産や生命は自分で守る」と言われるように自己防衛策を考えておきたいですね。住まいの防犯対策といえば、まずピッキング対策や補助錠が挙げられますが、これだけでは十分とは言えません。

ガラス開口部が狙われる



出典:警視庁生活安全総務課講演資料

出典:「防犯住宅をつくる」創樹社

戸建て住宅への侵入手口で最も多いのは窓や玄関のガラスを割り、クレセント部を狙って侵入する「ガラス破り」です。平成15年の調査では、66.4%がガラス破りとなっています。ドア錠破りやピッキングの被害が2.6%、0.2%となっているのに比べ、ガラスの開口部が住まいの死角になっていることが歴然としています。特に掃き出し窓からの侵入が50%以上と高くなっています。最近は乱暴な手口で破壊行為もあるので開口部対策はより万全を期さなければなりません。

対策はどうする?


侵入に時間がかかれば近隣の人に見つかってしまうので、侵入盗があきらめるぐらいにまで耐える開口対策が必要です。時間にして5分で侵入できなければ約70%であきらめるというデーター((財)都市防犯研究センター:JCSRIリポート」より)があります。

住まいを考える時、結露や気密に配慮してペアガラスを採用する住宅は増えましたが、防犯についてはあまり考慮されません。防犯対策の内容では、面格子やセキュリティシステムの導入がありますが、防犯性能の高いガラスを使用することによって防犯性能はぐっと高まります。

防犯ガラスの統一マーク

板硝子協会によって「ガラスの防犯性能に関する板硝子協会基準」が設けられ、この基準に基づいて製造された防犯ガラスには板硝子協会統一マークが貼られています。


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