神奈川県の藤沢~鎌倉間をトコトコ走る江ノ電からの風景。民家の軒先きをかすめたり、町中の路面を走ったり、海の景色にも良く似合う・・・ *タイトル写真提供/大井啓嗣さん |
窓から望むパノラマ、ヨットで走る海原、砂浜でのバーベキュー、雄大なサンセット・・・潮風と波を感じる、海辺での田舎暮らし。
「ウン、ここなら暮らしてみたい!」と、田舎暮らしガイドが独断でピックアップした「関東編」。選定の条件は住民が少なめ、海が近い、移住者のための支援制度があるなど。ゼッタイ「海派」のあなたのためのオススメ地域です。さぁ、関東地方の海辺に出かけてみよう!
南房総のいいとこどりの町!
千葉県 富浦町(人口約5,700人)
●富浦町のホームページ*町のプロフィール:
房総半島の南西端に位置し、西は東京湾に面し、波静かな小湾が大房岬によって作れ、他三方は山系で囲まれている。夏涼しく冬暖かい気候に恵まれ、年平均気温は16度と温暖な気候。海の蒼さと山の緑のコントラストが美しい。
*町の四季:
春/枇杷の袋かけ、大葉わかめ干し、ヒジキがり
夏/波おだやかな富浦の海水浴場
秋/アイリスの球根植え
冬/12月からのひと足早い春模様の花景色
*特産品:
枇杷、カーネーション、アイリス、さざえ、房州うちわ
*移住のためのここがポイント:
農業では全国一の町村生産量を誇る枇杷と、急激に成長を遂げている花卉栽培が主流。漁業では東京湾に面した豊かな漁場を持ち、網漁や釣り漁、伝統的な素潜りによるアワビ・サザエなどの刈り取りも盛んである。
水質と透明度日本一に選ばれ島はここ!
東京都 神津島村(人口約2,100人)
●神津島村のホームページ*村のプロフィール:
伊豆諸島の中間に位置し、東京より178キロ南に浮かぶひょうたん型の島。標高574メートルの天上山からは伊豆諸島を一望できる。年中温暖であるが、冬は季節風が強い。降雪は稀である。神代の昔、神々が伊豆の島々のための話し合いに集まったといわれる神秘的で美しい島。
*町の四季:
春/イカ釣漁の漁火
夏/前浜海岸渚での花火大会、天草干し
秋/エビ網
冬/うつぼの干物づくり
*特産品:
ワイン樽にて作られた焼酎「盛若」や天草ゼリー、黒曜石の加工品
*移住のためのここがポイント:
主な産業は漁業・農業・観光業。豊かな海に囲まれ、伊勢エビは伊豆諸島で一番の漁獲量を誇る島。又、あしたば・花きのレザーファンの栽培が盛ん。 スキューバダイビングに関しては、ショップ・インストラクター共に充実している。現在、神津島村職員を募集中。
世界のモデル・交流アイランドを目指す村はここ!
東京都 小笠原村(人口約2,800人)
●小笠原村のホームページ*村のプロフィール:
東京から南南東へ1000キロの太平洋上に位置し、散在する大小30余の島々から成り立っている。亜熱帯に位置し気温の年較差が少なく、世界でも有数の透明度の高さを誇る海に囲まれ、独自の生態系の動植物を有する自然の宝庫。
*町の四季:
春/ホエールウォッチング(ザトウクジラ)、ビーデビーデ(花)
夏/サマーフェスティバル(花火大会、盆踊りなど)
秋/大神山神社例大祭、ホエールウォッチング(マッコウクジラ)
冬/正月の海開き
*特産品:
タコノ葉細工、パッションフルーツ、島寿司、自然塩、ラム酒、パッションリキュール
*移住のためのここがポイント:
観光客向けのサービス業が盛ん。特にスキューバダイビングやホエールウォッチングを中心とした、小笠原の恵まれた自然環境を活かした観光産業が活発。求人に熱心な企業として、小笠原島漁業協同組合と小笠原母島漁業協同組合がある。
魅力ある集落づくり目指す町はここ!
新潟県 山北町(人口約7,800人)
●山北(さんぽく)町のホームページ*町のプロフィール:
新潟県の最北端にあって山岳丘陵地帯に属した山村であり、海岸線は特異な自然景観を有した県立自然公園となっている。日本海特有の北風が冬は厳しいが、春から秋にかけては比較的すごしやすい気候。都会でも田舎でもなく、海・山・川の素晴らしい自然とここに暮らす人々が輝いている町を目指している。
春/山里に鳴り響く山里に日本国太鼓
夏/澄み切った美しい海
秋/稲穂の刈取り、赤紫色に染まった赤かぶの収穫
冬/荒波の日本海に舞い上がる波の花
*特産品:
岩がき、干物、天然わかめ、しな布、焼杉、赤かぶ漬、地酒「日本国」
*移住のためのここがポイント:
農林漁業が基幹産業となっており、林業の町・杉の町として知られている。地域振興策として、若者の定住対策、交流事業から定住と地域の活性化対策の実績がある。UJIターン者の職種には農林漁業を主とした第一次産業が多い。町内に居住したいと考えている人向けに、山北町空家情報提供支援事業を実施している。
*参考データ/国土交通省
■関東地方は七つの県があり、大規模な人口を持つ日本の経済、流行、娯楽の中心地。それぞれの県の特徴を把握して移住を考えよう。
■【東京都】日本の政治、経済が一極集中する1,200万人都市。物価割高、住宅賃料日本一。ここから脱出するのが田舎暮らし!
■【神奈川県】主要都市の1部でありながらも、山・川・海岸などの自然に恵まれている。横浜・川崎などの都会、箱根・鎌倉・湘南などといった観光地など。
■【千葉県】成田国際空港がある、世界からの日本への入口県。海に囲まれているため、冬暖かく夏涼しい海洋性気候。。 東京ディズニーランドがありますねぇ。
■【埼玉県】県のキャッチフレーズである「彩の国」は色鮮やかで、美しく、豊かな埼玉の景色・産業・人々を象徴しているとか。武蔵野の面影を残す唯一の県。
■【群馬県】温泉やスキー場、山岳などの観光資源に富む県。尾瀬に代表される自然、草津など100を超える温泉など。
■【栃木県】豊かな自然と優れた歴史遺産や伝統、文化をなどを擁する。世界遺産の「日光の社寺」や特別天然記念物「日光杉並木街道」など。東日本の中で最も面積が広い県。
■【茨城県】首都圏のなかでも都市開発やインフラの整備などが進んでいる県。しかし平地林や水田、霞ヶ浦や利根川などから構成される水郷景観も魅力。
■神奈川/インターネット利用率・・・・・・NO.1
■千葉/一世帯当たりの借金が多い県・・・・NO.1
■埼玉/警察官が少ない県・・・・・・・・・NO.1
■群馬/犬が大好きな県・・・・・・・・・・NO.1
■栃木/交通事故で捕まる人が多い県・・・・NO.1
■茨城/地方なまりが恥ずかしい県・・・・・NO.2
*参考データ/NHK放送文化研究所、厚生労働省大臣官房統計情報部、国土交通省、農林水産省
こちらもご参考に
●わが町自慢/関東・中部他
●美しい島に暮らす(全国)
次回予定はゼッタイ「海派」のための最終編、東北・北海道です。お楽しみに!
関東地方の「山派」はこちらでどうぞ。
●【山が好きならココに住め!関東編】