配色のキーワードは調和

部屋の中には、沢山のインテリアアイテムがあるため、いろいろな色が使われています。部屋のイメージは、色の持つイメージが影響しますが、色の組合わせ方でもイメージが変わってきますから、どのような色同士を組み合わせるのかよく検討しましょう。

色を2色以上組み合わせることを配色といいます。配色の大切なルールは「調和」させること。「調和」とは、人が快適であると感じる配色のことです。部屋は日々生活する場所ですから、心地よく過ごせるように調和のとれた配色を心掛けていきましょう。

配色はまとまりとコントラストを意識して

配色方法については、色彩学という学問でさまざまな研究がありますが、まずインテリアでの配色を考える際には、次の2点を意識してみると調和のとれた配色を実現しやすくなるでしょう。

【まとまりを出す調和】

まとまりのある配色:同じ色相による配色例
   

空間を、落ち着いた安定した印象にするためには、色でまとめていきましょう。配色では、同じ色や似ている色を使うなど、共通性のある色を使う方法です。

【コントラストを出す調和】

メリハリのある配色:対比する色相による配色例
   


空間をダイナミックなイメージにしたり、メリハリを付けたい場合には、色でコントラストを演出するようにします。配色では、対比する色を使います。

キーワードは同一・類似・対比

実際に色を選ぶときには、色の性質をよく考えていきます。色の性質は、色相と明度・彩度(トーン)がありますので、配色を考える際には、空間のイメージに合わせて、色相とトーンをどのように使うのか両面から考えることが必要です。

統一感のある同一配色

同一配色
窓掛け、ベッドカバー、ピローと同じ色相で配色しています。明度に差をつけたので、統一感のある穏やかな印象の中に動きを出した空間です。(写真:川島織物フィーロ
【同一色相配色】
同じ色相同士の組み合わせです。統一感がありますが、変化がないと面白みのない空間になるため、明度や彩度が異なる色を配色することで変化をつけると良いでしょう。

【同一トーン配色】
色相は異なりますが、同じトーンでまとめた配色です。たくさんの色を使う場合、トーンを揃える事で空間に統一感を出すことができます。トーンの持つ印象をよく考えてどのトーンを使うのかを決めるとよいですね。

似たもの同士の類似の配色

類似配色
黄色と黄緑の類似色相配色です。トーンも近い位置にある色を組み合わせています。まとまりのある中にも動きが感じられる空間ですね。(資料:タチカワブラインド
【類似色相配色】
色相が似た色同士の配色です。色のイメージが似ているのでまとまり感を出しやすい配色です。変化が乏しいため、比較的穏やかな印象になります。大きく変化をつけたい場合には、トーンの差が大きい色を配色するとよいでしょう。

【類似トーン配色】
明度・彩度が近い位置にある色同士の配色です。大きな変化にはならず、比較的穏やかな印象になります。類似色相配色と同様に、大きく変化をつけたい場合には、色相の印象が異なる色を使うとよいでしょう。

メリハリをだす対比配色

展示場
黄色と青という補色の色相を使った空間です。対比色相でメリハリを付けていますが、同じ色調で揃えているため統一感が出ていますね。(インテリアコーディネート:鈴木理恵子)
【対比色相配色】
色相が対比する色同士の配色です。補色同士や、色のイメージが離れた色同士を組み合わせる配色です。ダイナミックで大胆な印象になりますが、ともすると、落ち着かない部屋になるので、トーンや色の分量で調整するとよいでしょう。

【対比トーン配色】 明度・彩度が離れた色同士の配色です。こちらもダイナミックな印象を作るのに役立ちます。対比色相に比べると突飛な印象にはならないため、空間に変化をつけるのには取り入れやすい配色でしょう。



いかがでしたか。インテリアのイメージは視覚に訴える色による影響が大きいのです。どんな色を使うのか、どんな組み合わせで使うのかを良く考えて色彩計画を立てていけると良いですね。また、形やテイストが異なるインテリアアイテムも色を揃えていけば、まとまり感も生まれてきます。色を上手に使いこなしてくださいね。

【関連ガイド記事】
色の基本は色彩の達人への第一歩
【関連リンク】
色の三属性とイメージ
カラーコーディネートの基礎知識


※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。