ベッド/ベッドの選び方

上質の眠りのために知っておきたいベッドの基本

新生活スタートのためにベッド選びをされる方も多いでしょう。眠りを充実させるためにベッド選びはとても大切。まずはベッドについて知りましょう。

執筆者:鈴木 理恵子

人生の1/3は、寝て過ごすといわれます。眠る時間を充実させるために快適な寝室を計画したいですね。また、新生活スタートにあたりベッドの購入を考えられている方も多いでしょう。今回はベッド選びの基本として、ベッドの各部位の役割と選ぶ時の注意などをご紹介しましょう。

眠りを左右する マットレス

ダブルクッション
ベッド各部の主な名称です。上図はボトム部分に床板を使っています。(図:アイシン精機
ベッドは、マットレス、ヘッドボード、フットボード、ボトムなどから出来上がっています。

直接体を支える役割を果たすのがマットレスです。このマットレスが、寝心地に大きな影響を与えます。マットレスの代表的なものはポケットコイルスプリング、ボンネルコイルスプリングですが、その他にもウォーターマットレスやジェルマットレスなどがあります。それぞれ種類によって寝心地が変わってきます。

ベッドは、マットレスの種類をセレクトできる商品が増えています。適度な固さがあり、体にフィットする感覚のものが良いといわれています。ベッドを購入する際には、実際に横になりマットレスの感覚を試してみましょう。ご自身にあったマットレスを見つけてくださいね。種類別のマットレスの特徴は、機会を改めて詳しくお話ししていきたいと思います。

空間の印象が決まる ヘッド・フットボード

ダブルクッション
ヘッドボードがついたハリウッドスタイルと呼ばれるベッドスタイルです。ハリウッド映画のワンシーンに登場しそうなエレガントでゴージャスなベッド。(画像:アイシン精機 エクセシオール)
ベッドの頭側にある板をヘッドボード、足側にあるものをフットボードと呼びます。これらは、マットレスのずれ止めや枕や布団類が落ちるのを防ぐ役割があります。

この両方があるベッドは「ヨーロピアンスタイル」、「ヘッド・フットスタイル」などと呼ばれ、フットボードがないものは「ハリウッドスタイル」と呼ばれています。高さのあるフッドボードがあるとベッドメイキングをし難い、空間が狭く感じることがありますので、購入前には実物をみて確かめましょう。

また、ヘッド・フットボードをつけないといった選択肢もあります。その分、ベッド寸法がコンパクトになりますから、部屋が狭い場合に有効です。しかし、ヘッドボードが無いと就寝中に枕等が落ちやすくなります。頭側を壁に直接つける、別の家具と一緒に配置をするといったレイアウト計画が必要です。

レイアウトの時に気をつけたいのはヘッドボードの高さ。窓前にベッドを設置する場合もありますが、できればヘッドボードが窓にかからないほうが、納まりよく美しく見えます。ヘッドボードの高さと窓の位置関係をよくチェックしてください。

ベッド
左 アイアン素材の優美なベッド。ヘッドボードの背が高い場合には窓との位置関係もよくチェックして。(写真:ザ・ペニーワイズ)右 シンプルなヘッド・フットボード無しのベッド。寸法自体もコンパクトになりますが、見た目も視線を遮るものがなくなり空間が広く感じますね。(写真:無印良品

ヘッドボードやフットボードは目につきやすい部分ですから、ご自身のインテリアスタイルにあったデザインのものを選んでくださいね。

次ページではマットレスを支える部分についてご紹介しましょう。
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