リビングベッドの発想で、寝室が変わる

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ベッドとソファの中間的なスタイル。リビング・ベッドは新しいライフスタイルのヒントになる。ポイントはボリュームのあるリッチなファブリックスを使うこと。IVANO REDAELLI(写真提供以下全てラートビー)

寝室といえば、寝るだけの個室という常識がありましたが、独身の方や夫婦2人暮らしの方にとって、選択肢はそれだけでしょうか? ホテルライクなライフスタイルが浸透するにつれて、リビング・ベッドルームという発想も注目されています。

ホテルの部屋であれば、ベッドルーム兼リビングの間取りが一般的です。空間の効率ももちろんですが、ポイントは「くつろぎ」に重点を置いている所です。

くつろぎながら、テレビを観たり、読書をしたり。妻や恋人との語らいも。自宅のベッドで過ごす時間は他には代えられないものです。

リビング・ベッドのポイントは、ベッドのデザイン

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ベッドのデザインは年々進化しています。デイベッド的な軽いデザインのものは、知的な感覚を演出できます
リビング・ベッドルームのポイントは、何といってもベッドのデザインです。来客から見ても、素敵と思われるセンスが必要です。ヨーロッパではすでに、リビングに対応した、デザイン性の高いベッドがデザインされています。

ソファとベッドの中間的な家具として開発されたものも多く、リビングにあっても違和感がないのが特徴です。昔ギリシャでは、ベッドに寝ながら食事をとったと伝えられています。家族や友人とともに、もっとも安楽な姿勢でディナーを楽しんだわけです。

その伝統からか、ヨーロッパではリビングなどに置くための「デイベッド」という軽い午睡用の寝台がありました。特にミース・ファン・デル・ローエの作品が有名です。リビング・ベッドは、デイベッドの寝心地を進化させたものといってもいいかもしれません。

衝立を利用してみる

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衝立の向こうにはベッド。どんな光景がひろがっているか、わくわく感も演出できます
衝立(ついたて)は、日本でも古くから使われてきたアイテムです。ベッドまわりに衝立を置くことで、ベッドを隠すことができます。衝立ごしにちらっとリネンが見えたり、心憎い演出ができます。

衝立を使うときは、高さ方向に注意します。天井の高さとの割合と、目線の位置との関係がポイントです。マンションの場合、天井から梁(はり)が出っ張っていることが多いので、衝立が引っかからないか注意しましょう。

立った時の目線の位置と同じか、少し低い位がちょうどいいでしょう。あまり高く、天井近くまであると、圧迫感が出てしまいます。

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