たっぷりと寝たはずなのに起きたときに体がだるいといったことはありませんか。それはマットレスがあなたに合っていないことが原因かもしれません。マットレスは眠りを左右する大事なポイント。ご自身にあったものを選んでいきましょう。今回は、ベッドを選ぶ時に役立つマットレスの代表的な種類と特徴についてご紹介ます。

【関連サイト】
寝不足解消!ぐっすり眠るコツVol.3 硬い布団vs柔らかい布団→All About睡眠・快眠より。よい睡眠とマットレスの関係はここでチェック!

眠り姿勢は立った姿勢が良し

良い寝姿勢
立っている姿勢とほぼ同じ状態で、腰の部分がS字になります。(写真:フランスベッド
安眠するためには、仰向けに寝る時間を十分にとることが大切です。仰向けに寝ている状態は、筋肉に無理がかからず疲労がとれ、最も眠りが深いといわれています。ですから、仰向けに寝た姿勢を、体に負担をかけずに良い状態に保つことがマットレスに求められます。良い寝姿勢とは、上向きに寝た状態で背骨の曲がりと腰の部分とが2、3cmあくS字形になり、立っているときよりも少し伸びている姿勢になります。

寝返りもスムースに

睡眠中、人は筋肉の緊張をほぐし、血液の循環をよくするために一晩に20~30回寝返りを打ちます。この寝返りがスムースにできないと、余計な筋肉を使うことになり、「休んでいるはずなのに、なぜか疲れが残る」といった原因になります。また、体の一部分に荷重(体圧)がかかりすぎると血液の流れが悪くなり寝返りの回数が増え、安眠のために必要な仰向けで寝る時間が少なくなってしまいます。

寝ているときに体圧を分散させ不要な寝返りの数を減らし、寝返りのときに筋肉に負担を掛けないようにすることもマットレスに求められてきます。

マットレスは柔らかすぎず硬すぎず

では、どんなマットレスだと安眠できるのでしょうか。
柔らかすぎるマットレスは
  • 体が沈みこみ、寝苦しく感じる。
  • 寝姿勢が不安定になるため、筋肉が動きやすく疲れが残る。
  • 寝返りがし難く、余計に筋肉に負担がかかる。
反対に、硬すぎるマットレスは
  • 特定の場所に体圧が集中し血液の流れが悪くなり寝返りが増える。
といった欠点があります。安眠できるマットレスは、柔らかすぎず硬すぎず、体のでこぼこや重みをしっかり受け止め、体圧を分散し自然な寝姿勢を保てるものといえます。

3つの層で寝心地良く

マットレス3層構造
各層で使用する素材によって寝心地が変わってきます。
また、マットレスは体に直接触れるので「柔らかな肌触り」が求められます。「柔らかな肌触り」と「寝姿勢の安定」といった相反する要望を解決するために、マットレスは3つの層で成り立っているものが一般的です。

3層構造では、一番上のA層は柔らかい材質を用います。体に接する部分のためにふんわりとした柔らかさや汗を吸う吸湿性といった役割があります。その下のB層は硬い材質になります。姿勢の安定性や体の落ち込みを防ぐためのしっかりとした層になります。メーカーは寝心地を良くするために様々な工夫をしており、低発泡ウレタンや新素材であるコンニャクのような感触のジェルを用いた商品もあります。

一番下のC層は、体圧の分散や寝返り時の動きなどに対応するクッション的な役割を持っています。C層の部分はスプリングや樹脂、ジェルといった流体物質なども用いられ、この種類によって寝心地が大きく変わります。寝心地はご自身の好みもありますから、購入前には一度実物に寝てみて確かめてくださいね。

次のページでは、C層に一般的に使われているスプリングについてお伝えしていきましょう。