カーペット・絨毯・ラグ/カーペット・絨毯・ラグのコーディネート術

カーペット、どの敷き方を選ぶ?(2ページ目)

カーペットを敷くといってもいろいろな敷き方があります。敷くスペースによってイメージがぐっと違ってきますよ。部屋全体に敷き詰める?それともラグでピース敷きにする?

執筆者:鈴木 理恵子

カーペットを床に固定せずに置き敷きする場合、イメージや使い勝手に合わせてどれくらいの大きさにするのかを考えていきましょう。

部屋を変身させるセンター敷き

カーペット
床材の一部を覗かせるセンター敷き。美しい大理石の床材とカーペットのハーモニーが楽しめる。(画像:サンゲツ)
カーペットを敷くことでお部屋のイメージをがらりと一新したい時に、敷き詰め型よりも施工の手間が少なく手軽な方法がセンター敷きです。これは、部屋中に敷き詰めるのではなく、部屋より一回り小さいカーペットを敷く方法。ある程度広範囲にわたりカーペットが敷かれますので、保温性や防音性、床材の保護にも効果的です。

センター敷きは、あえて床材を見せる敷き方でもあります。既存の美しい床材、例えば美しい寄木や大理石の床との組み合わせを楽しむ場合にもお薦めです。

その他、部屋の形状が複雑であったり、リビングボードやピアノなど家具の移動が困難な場合、既存の扉の開閉とカーペットがぶつかる場合などにも有効な敷き方です。

さっとイメチェン!ピース敷き

お部屋のイメージをちょこっと変えたい、アクセントが欲しいなぁというときにお薦めなのがピース敷きです。センター敷きよりも小さいカーペット(=ラグ)を用います。

ピース敷きは、足元の保温性の確保、傷の保護といった効果を得られますので、リビングスペースだけでなく、玄関、ベッドの足元、洗面スペースなどに必要に応じて丸型や角型のラグを敷くことも多いですね。

ラグはデザインが豊富ですから、クッションやソファカバーなどと組み合わせてコーディネートを楽しんでみましょう。小ぶりのものでしたら、思い切った色使いや大胆な柄物などを使って部屋のアクセントにしてもいいですね。
また、ラグを敷くと、既存の床材と視覚的に途切れるため、その部分が独立したように感じさせる効果があります。ここは子供の遊び場コーナー、ここは書斎コーナーというように、広い空間の中にスペースを確立したいときには、ラグを敷いて床材を変えるのもお薦めです。

ラグ

保温性の確保や傷の保護といった効果があるピース敷き。
左:書斎机の下にラグ。保温性も高まり、椅子による傷も防ぐことができます。また、ラグを敷くことで、書斎スペースが確立した印象になってきます。(画像:日本フクラ)
右:ベッドから起きたときに足元がヒヤッは避けたいもの。ベッドの足元にラグは、スペースに合わせて細長いものをチョイス。(画像:無印良品)


注意したいのは床面との段差。幼児や高齢者の方は、ほんの少しの段差でもつまづくことがあります。その場合には通路となる部分に段差ができないように部屋の大きさ近くまで敷かれる方が安全でしょう。


ラグにもいろいろな大きさがあります。次ページでは大きさによって変わる印象を検証していきます。>>>
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