カーテン・ブラインド/カーテン・ブラインドのコーディネート術

窓辺を彩るローマンシェードの楽しみ方(2ページ目)

「両開きのカーテンはたまりが邪魔で」「ちょっと窓辺の雰囲気を変えたいわ。」という方、ローマンシェードはいかがでしょうか。まずはどんなシェードがあるのかチェック!

執筆者:鈴木 理恵子


シンプルなプレーンシェード

ローマンシェードの原型になるのがプレーンシェードです。生地を横ヒダを作りながら畳みあげるスタイルで、生地を下げてしまえばフラットになります。小窓から掃きだし窓、出窓といったいろいろな開口部に対応できます。上部のメカがコンパクトで、シェード同士の隙間もさほど気になりませんから、大きな開口部や出窓の場合には2連3連と分けて使うことも多いです。

プレーンシェードのデザイン自体は、すっきりとしているのでいろいろなインテリアスタイルで使える窓掛けです。シェードに使う生地を吟味して、インテリアスタイルのイメージに合わせてコーディネートしましょう。
プレーンシェードはカーテンに使える生地はほぼシェードとして使えます※ので、掃きだし窓は両開きカーテン、小窓はプレーンシェードといった場合でもお揃いの生地を使うことで統一感のある空間になります。

※極厚手の生地や暗幕などの中にはシェードとして使えない生地もありますから、メーカーやショップに確認するとよいでしょう。

ローマンシェード
左:シンプルでカジュアルなインテリア。壁と一体化するようなアイボリーの無地をセレクトして広々とした印象に。(画像:フジエテキスタイル)
右:小花柄を使った明るいカントリースタイルの空間。プレーンシェードはカーテンに使う生地をそのまま使えるのがよい所。両開きカーテンとプレーンシェードを同じ生地で統一して。(画像:タチカワブラインド)

スタイリッシュなシャープシェード

シェード裏にバーを通して畳みあげていくものをシャープシェードと呼びます。プレーンシェードに比べて、真っ直ぐでシャープなラインを作るため端正な印象になります。モダンなインテリアではよく使われますし、さらに緊張感のあるスタイリッシュな空間や、直線を強調したい和の空間などにもお勧めです。

シャープシェードは金属のバーを使うため、プレーンシェードより重くなります。大きめのシェードは、ドラム式にすると開閉操作が楽でしょう。また、生地の裏にバーを通すので、レースのような荒い織目の生地はバーが見えてしまい向きません。光を柔らかく透過させるのであれば、目の詰まったトランスペアレントなどを選ぶと良いでしょう。

ローマンシェード
左:シンプルでスタイリッシュな空間。薄手の生地にバーのラインがアクセントに。
右:シックな和の色合いの生地を使ったシャープシェード。端正なラインが和の空間に馴染む。(画像左右共:フジエテキスタイル)

次ページ ではちょっと雰囲気を変えてエレガントなローマンシェードをご紹介しましょう。>>>
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