年々暑くなる日本。特に都会ではヒートアイランド現象などの影響で、夜もなかなか涼しくならず、熱帯夜が続きます。

エアコンや扇風機による温度調整も大切ですが、寝具も寝心地を左右します。夏の夜を少しでも快適に過ごすためにベッドリネンをチェンジしましょう。

シンプルで心地よいライフスタイルを提案する「Y's for living」の広尾本店で夏にお勧めのベッドリネンを伺ってきました。

夏のベッドは上も下も麻で

夏といえば麻。この時期になるとシーツや掛けふとんカバー(コンフォーターケース)に麻素材を使った商品を多く見かけるようになります。麻は、繊維の中が中空のため、吸水性が良く乾きやすい性質があり、いつでもさらさらとした触感になります。さらに、丈夫で汚れが落ちやすい性質で洗濯に強いのは、夏には嬉しい素材です。

洋服ではお馴染みの素材ですが、ベッドリネンとしても優秀です。普段でも200ccのくらいはかくという寝汗をしっかりと吸収し、しかもさらりとした肌触りをキープしてくれます。また、夏素材のイメージが強い麻ですが、繊維の中空に空気を含むので保温性もありますから、夏だけでなく一年を通して活用できますよ。

Master of Linenでクラス感を

麻素材といっても様々なものがあります。麻の肌触りはシャリ感やハリ感があるのが特徴ですが、人によってはチクチクしたり、硬く感じることもあります。見極めるポイントは、糸の細さと織りの緻密さ。直接肌に触れるベッドリネンではできれば肌に刺激が少ないほうがいいでしょう。

夏の寝室

シンプルなデザインだからこそ素材の良さが生きる。Master of linenで、ホテルライクな寝室を目指してはいかが。


広報の井上さんによると、夏冬問わずに使え、更に夏を涼しく快適に過ごすためのベッドリネンとして一番のお勧めは、「Master of Linen」の称号を持つイタリア製リネンを使ったイタリアンリネンシリーズです」とのこと。

夏の寝室

一押しのイタリアンリネンシリーズ。細くて滑らかなベッドリネン。肌触りも柔らかく気持ちいい。色はホワイト、アイボリーの2色。

まだあまり耳慣れない「Master of Linen」とは、ヨーロッパの厳しい審査基準をクリアした生産者によって作られた、高品質のヨーロッパリネンに与えられる商標だそう。

こちらを見ると、実に細い糸で緻密に織り上げており、肌触りも滑らか。しっとりとした美しい光沢感が贅沢な印象で、ホテルライクなベッドルームを目指す方にお勧めです。幅広の織り機で織られているので、キングサイズのベッドのシーツなども接ぎ目なしで作れるのも特徴です。

ボタニカル柄を刺繍で

夏の寝室

上品なカラーリングのベッドルーム。スレートグリーン色とホワイトの組み合わせ

夏の寝室

ブルーは夏のシーズン色。さらりとした麻の肌触りと爽やかな色がまさに夏向きのベッドールーム


夏の寝室

刺繍で華やかな図柄を描き出す。

もう少しカジュアルで女性らしいイメージには、刺繍がほどこされているのもありました。ナチュラルな色合いの麻素材に今年人気の植物柄を刺繍で大胆に描いています。大柄ですが、単色の刺繍使いなので、全部揃えずに、お手持ちのアイテムと組み合わせてもいいでしょう。

 
※ラミーとリネン
衣料用繊維として麻を表示されるものはラミー(苧麻)とリネン(亜麻)。
ラミー…主に南方が原産で東洋の麻とも呼ばれている。非常に強い繊維で丈夫。シャリ感やコシが強い。
リネン…主に北方が原産。ヨーロッパリネンと呼ばれてる。ラミーに比べるとソフトでしなやか。価格も高価。
(参考HPかわりいと 繊維用語辞典)


ポコポコとしたサッカー生地でさらりと

涼しさを感じるには、肌にぴったりとくっつかない素材というのも◎です。その特徴を活かして凹凸のあるサッカー織りやワッフル織りの生地。夏のパジャマなどによく使われますが、ベッドリネンとしてもお勧めです。

夏の寝室

上品な色使いと計算されたマルチボーダーが大人のカジュアル空間にあいそう。

夏の寝室

ナチュラル感のあるコーディネート例。濃いめの赤や紺の配色のケットがアクセントに


生地表面に凹凸がありざっくりとした印象のため、エレガントなイメージよりは子供っぽいカジュアルな雰囲気になりやすいサッカー織りですが、Y's for livingでは、上品な色使いのストライプ柄にすることで、大人のための寝室にも良さそう。ストライプも線の太さを取り混ぜたマルチボーダーで表情が豊か。素材はコットン100%なので、吸水性や洗濯にも安心です。

さらっとした肌触りが気持ちよく感じますが、肌に直接触れるものだから実際に触って確かめてみてくださいね。

ダサくないタオルケット

夏の寝室

表は美しい刺繍、裏は柔らかなパイル地と2重構造


もう一点、Y's for living広尾本店で見つけたのがケットです。夏のお昼寝でよく登場するタオルケットというと、表も裏もタオル地で、柄がループで表現されるせいか、あか抜けない印象でした。このショップでは、数種類ケットが販売されていたのですが、表側はフラットな生地にプリントや刺繍で柄が表現されているので、美しいデザインを楽しみつつ、柔らかなパイル地で心地よい眠りを満喫できます。

夏の寝室

ガラス張りの広いショップ。コーディネート事例がたくさんある。

いかがでしたか。これからやってくる暑い夜を少しでも快適に過ごすために、ご自身にあったベッドリネンを見直してはいいかがでしょう。

Y's for living広尾本店では、一カ月に一度のペースで、ディスプレイを変えるそう。素敵なコーディネートは、ご自身のインテリアの参考になりますよ。

また今年ブレイク中といえば、ムーミン。
Y's for livingでは、北欧の代表的な作家Tove Janssonが描いた「ムーミン」とコラボレーションをしているので、あちこちにムーミングッズがあるのも楽しめます。

Y's for living+fabric furnishings
住所:東京都渋谷区恵比寿2-36-13広尾SKビル1F
電話:03-5795-1520


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