インテリアコーディネート/季節に合わせたコーディネート術

春色ファブリックでつくる洗練インテリア(2ページ目)

春色のファブリックが出揃ってきました。春色で大人っぽく洗練されたインテリアを作るポイントはカラーコーディネーションにあり。そんなコツをご紹介します。

執筆者:鈴木 理恵子

エレガンスな春色インテリア

春色というと真っ先に思い浮かぶのは、明るい黄色やオレンジ、ピンク、黄緑などでしょうか。部屋全体が、明るく楽しくなるような色使いですねこれらの色をエレガントで優しい雰囲気の部屋に使うには、織りの美しい上質なファブリックを選ぶことから始めてみましょう。

更に、アクセントカラーを上手に使うと、空間に変化が生まれドラマティックな印象になります。アクセントカラーは、空間を印象付ける色を引き立てる色で、クッションや小物などにちょこっと取り入れることで空間のポイントとなりより一層美しさが増す効果があります。

華やぎのあるエレガンスな空間のポイントは色使いと高級感のあるファブリック。(画像:川島織物セルコン)
例えば右の空間。匂い立つような春らしいインテリアですね。そしてまた、エレガントで華やぎのある空間にもなっています。

カーテンのベースに使われている明るい黄色はカジュアルで元気な空間にも合いますが、このエレガントなインテリアのために、高密度で織られたしなやかなファブリックを選ぶことで、高級感のある空間を演出しています。中でもポイントは、美しく刺繍された花やクッションに使われている紫です。

紫は、高貴でエレガントなイメージの色。また黄色の対比色でもあります。その紫が、空間を引き締めて変化のある空間にし、エレガントな雰囲気を十分に醸し出しています。大人の春空間には、こんなカラーコーディネーションをさりげなく取り入れたいですね。

注意したいのは色のボリューム。明るく華やかな黄色は、比較的彩度が高く印象が強い色なので、壁や床の面積とのバランスも考えて使うといいでしょう。広い空間であれば狭く感じることはありませんが、狭い部屋の場合には、ボリュームを控えめにするといいでしょう。

左:紫色のアイリスの花は、細かな刺繍で描かれ、陰影のある表情に。右:ソファやラグなどはベースカラーに。シャンパンゴールドで黄色や紫を引き立てる。(画像:川島織物セルコン)

他にも春らしい柔らかな色使いもおススメです。そんなファブリックは次ページで。
朧な春もファブリックで実現>>
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