コーレルのビデオ編集ソフト「Ulead VideoStudio 12」を機能アップした、「Ulead VideoStudio 12 Plus」が発売されました。今回は、機能アップ部分をスポットし、どのような機能なのかを見てみました。

新機能一覧

ビギナーからコアユーザーまで幅広いユーザーを持つコーレルのビデオ編集ソフト「Ulead VideoStudio 12」が機能アップされ、「Ulead VideoStudio 12 Plus」として発売されました。どのような機能がアップされたのかをチェックしてみました。

▲「Ulead VideoStudio 12 Plus」のパッケージ。お馴染みの青ベースではなく、黒が基調。

まず、Ulead VideoStudio 12 Plusを起動してわかるのは、インターフェイスの色調が変更されたこと。某ビデオ編集ソフトも同じような色調で統一されているのですが、最近のメカニカルな操作パネルのインターフェイスは、このようなちょっと高級感を感じさせてくれる色調が多いように思うのですが…。

個人的には、今回のような色調の方が好きです。好みの問題ですが、こうした色調の方が、サムネイル画像や映像がクッキリと見え、操作/作業がしやすいのですが、どうでしょう。

▲編集画面のインターフェイスも、Ulead VideoStudio 12とは違って、ややブラック系に変更されている。
(画面クリック)

●新機能の一覧

ここで、Ulead VideoStudio 12とUlead VideoStudio 12 Plusの機能の比較比較を、表にまとめてみました。

機能

12 Plus

12

FLVファイルの出力

?

H.264出力時の
カスタマイズ

?

Blu-rayディスクの作成

?

ビデオフィルタ

122

50

DVDメニュー
テンプレート

190

150

 

41

37

フラッシュオブジェクト

69

59

 

●FLV出力をサポート

なんといっても、最大の特徴はFLV出力に対応したことでしょう。WebサイトなどではFLV形式による動画配信が主流ですが、これまでFLVファイルを作成するには、AdobeのFlashやその他専用のツールが必要でした。

しかし、Ulead VideoStudio 12 Plusでは、このFLV形式の動画データをダイレクトに出力できるようになりました。動画を自分や自社のWebサイト、ブログで公開したいと考えていたユーザーには、とても魅力的な機能アップといえます。

Ulead VideoStudio 12 Plusの「完了」ステップで「ビデオファイルを作成」を選択すると、ドロップダウンされたメニューに「FLV」とあり、選択すると、3種類のテンプレートが選択できます。

▲3種類のテンプレートから、目的に応じてFLVを出力できる。

最近では、FLV(Flashビデオ)での動画配信を行うサイトが多くなりました。YouTubeやニコニコ動画などもそうですね。Ulead VideoStudio 12にも、編集したムービーをYouTubeにアップロードする機能が搭載されました。

しかし、WMV形式などでアップロードするため、YouTube側でFLVに変換する作業が必要でした。そのため、アップしてから公開されるまでに若干のタイムラグがありました。しかし、Ulead VideoStudio 12 PlusではFLV形式に変換してアップするので、これまで以上に迅速にムービー公開ができます。

▲FLVに変換してYouTubeにアップできる。

また、カスタマイズしての出力も可能で、「カスタム」から設定して出力できます。なお、選択できるオプションパネルパネルでは、ビデオ形式が「FLV4ビデオ」に設定されています。

FLVには、FLV1とFLV4という2つのタイプがあり、FLV1はコーデックにSorenson H.263を利用し、FLV4はOn2 VP6とも表記され、H.264を利用しています。簡単にいえば、、FLV1よりFLV4の方が画質が良いということです。

▲ビデオ形式は「FLV4」に設定されている。FLV1は選択肢にない。

なお、Ulead VideoStudio 12 Plusから出力されたFLVファイルは、そのままではUlead VideoStudio 12 Plusや付属のプレイヤー「Win DVD」では再生できないので、内容を確認したい場合は、別途FLVファイルの再生プレイヤーが必要になります。

●H.264出力がカスタマイズができる

最近では、ビジネスの分野でもハイビジョン映像が多用されるようになってきましたが、同時に、目的に応じたハイビジョン映画が欲しいというカスタマイズ要求も高まっているようです。

ということからでしょうか、Ulead VideoStudio 12 Plusでは、H.264での出力時に、ビデオデータレートがカスタマイズできるようになっています。カスタマイズは、2237kbps~18000kbpsの間で自由に設定できるので、利用目的に応じた品質、ファイルサイズのハイビジョン映像が入手できます。

▲H.264出力のうち、ビデオデータレートがカスタマイズできる。


●Blu-ray出力にも対応

Ulead VideoStudio 12 Plusでは、Blu-rayメディアへの出力も可能です。ただし、この場合はMPEG-2ベースでのハイビジョン映像出力に対応ということで、H.264でのハイビジョンではありません。H.264を利用したハイビジョンでBlu-rayに出力したい場合は、本記事で以前にご紹介した「DVD MovieWriter 7」を利用してください。

 
▲MPEG-2ベースのハイビジョン映像だが、Blu-ray対応のファイル出力のほか、Blu-rayディスクにも書き出せる。。