人に同調し、主張を抑えるのは「空気を読む」ことじゃない
飲み会の場の空気として大事なのは、皆が自分の飲みたいものを飲んで楽しく過ごすこと |
そういう言葉を下手に意識している人ほど、空気を読んだ行動が自分の恋愛においてマイナスに働いていることも、少なくないようです。KYを恐れ、過剰に周囲へ気を遣っている人の中には、空気を読むことは人の顔色を伺うこと、人の望むことに同調して自己主張をしないことだと、勘違いしている人も多いのではないでしょうか。
たとえば、イタリアンレストランに4人で行ったとしましょう。ボトルでワインを選ぶ時、2人が赤ワインを飲みたいと言いました。もう1人が答える前に、白ワインが飲みたいと思っていたあなたが皆に要望を聞かれたら、どうしますか? KYを恐れる人は、もう1人の意見を先に聞いてみて、それが赤ワインだったら「じゃあ赤で」と諦めるのではないでしょうか。
でももし、最後に答えた人が、じつは白ワインを飲みたいと思いながら、仕方なく同調していたとしたらどうでしょう。あなたが「私は白が飲みたいんだけど」と言うことで、助け舟を出された思いで「じゃあ赤と白、1本ずつ頼んじゃおう♪」なんてことに、なるかもしれません。この時、一緒に白を頼んだ人は少なからず、はっきりと自己主張をしたあなたに好感を抱くはずです。
3人で先に赤ワインを飲んでいてもらい、自分はグラスで白ワインをいただいてから後で赤に切り替える、という提案をする方法もあります。これなら、周りの状況や雰囲気を乱さないため、決してKYではありません。この場の空気として大事なのは、皆が自分の飲みたいものを飲んで楽しく過ごす、ということではないでしょうか? それを我慢して、飲みたくもない赤ワインを飲むような人は、KYを恐れるあまり自分を出せずに(自分が楽しめずに)、恋のチャンスも逃しがちな人かも……。
次のページでは、KYを恐れる女性の性格と相性の良い男性のタイプを解説します。