月と六ペンスの写真
オーナーが最初に始めたのは、おいしいバゲットサンドの移動販売。この車が活躍しました。
毎年のように旅に出かけたフランスで美味なるバゲットに開眼し、柴垣さんは京都市内でカスクート、つまりバゲットサンドの移動販売を始めた。(写真上の青い車が移動販売に使われたもの)

フランスで出会ったおいしさに近いという理由で選んだのは、北大路の「ブーランジュリ レトランジェ」のバゲット。これが月と六ペンスのメニューの主役として人気を博している。かりっと焼きあげられた皮の香ばしい、絶品のサンドだ。自家焙煎店「GENTLE COFFEE」の豆を挽いて淹れるコーヒーとの相性もいい。
月と六ペンスの店内写真
香ばしいバゲットサンドは日替わり。この日いただいたのは「ナスベーコン&モツァレラチーズ」。

モームの『月と六ペンス』において、「月」は主人公を平凡な人生から駆りたてる情熱や夢、「六ペンス」は俗世間や現実を象徴していると解釈することができる。人は月に手が届くのだろうか?

「コーヒーは時間を止めるもの」

柴垣さんはそう語る。本当に、ここでは時間が静止しているようだ。外界とはなるべく隔絶された世界をつくるために、わざわざわかりにくい場所が選ばれている。このカフェは、ひとときの夢にひたれる静謐な「月」の世界なのだ。
月と六ペンスの店内写真
取材している間に、窓から床に落ちかかる光がゆっくりと移動していきました。

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