「常連客」になる秘訣とは…
ある友人が「お気に入りのお店で、スタッフに早く顔を覚えてもらうコツ」を主張したことがあります。友人いわく、「たびたびお店に通っているのに、ちっとも顔を覚えてもらえなかったら少しさみしいでしょう? お会計をするときに『いつもありがとうございます』と、ちょっと多めににっこりしてもらえたら嬉しくない?」
なるほど、そうかもしれませんね。もっとも、接客の才能に恵まれているスタッフの中には、一度でも来店したお客さまの顔は必ず覚えているという特技を持っている人もいて、私はカフェで何度もそういうスタッフに遭遇したことがあるのですが、それはさておき。
友人の主張によれば、お店の人に早く顔を覚えてもらう秘訣は:
(1) 最初の3回は、しょっちゅう通うこと。できれば2、3日おきに。
(2) お店が空いている時間帯に行くこと。
(3) スタッフと必ずひとことでも会話を交わすこと。ただし、忙しそうな時は避けて。お会計のときに「○○(料理名)が○○(具体的なおいしさのポイント)な感じで、おいしかったです。また来ますね」と感想を言ってみるなど、なにげない言葉でかまいません。
…と、この3つなのだそうです。
街角のカフェにちょっとした顔見知りがいて、今日は暑いですね、寒いですねと言いあえる楽しさは、 とてもささやかなのですけれど、雑踏にもまれてくたびれてしまったときの潤滑油になってくれるのかもしれません。特に、渋谷のような街にあっては。
今回は2007年6月、渋谷駅東口のすぐ近くにオープンしたカフェをご紹介します。訪れた人は誰でもすぐにスタッフとおしゃべりが楽しめるという点において、もしかしたら東京でも屈指のカフェかもしれません。