展覧会の仕組み
会場に入ると、先ずはヴーヴ・クリコ社のシャンパーニュ・ボトル達が出迎える。次にボトルやグラスを使った作品たちそして、一般公募した作品の中からて選ばれたものが展示されている。一番奥の円形スペースの周囲そして中央部に、著名人アーチストの作品が飾られている。ドーナツ状の回廊をぐるりと巡るうちに、左右に作品が展開するのがみられる構成である。ここの作品は17作。私なりに印象に残ったものをご紹介しよう。
先ずはスタンダードなところで『ヴーヴ・クリコ専用 キャリーバッグ』。プロデューサーおちまさと氏によるもの。白の型押し素材に金色の金具。保冷剤入れや肩にかけられる長さのストラップ付き。下部のファスナーは、シャンパーニュと共に知り合いの家に持っていくプレゼント入れだとか。うむむ。これを活用できる洒落者はどんな人だろう?
次は前衛芸術家・草間彌生の『水玉により自己消滅したマダム・クリコ』。この人の大小さまざまな水玉に対するオブセッションはおなじみだが、マダムの肖像画が額縁に収まった全面から、真っ赤で手描きの生々しい水玉模様でもって埋め尽くす様子は、異様で微妙だ。
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