復活祭
アルゼンチンの復活祭“Semana Santa” |
パリの洋菓子店にて |
2008年は3月23日(日)が復活祭です。
毎年日程が違うのは、この復活際の日程は、カトリックでは「グレゴリウス暦で春分の日の後、満月を迎えた直後の日曜日が復活祭」と決められているた め、毎年日程が違います。(尚、東方正教会ではユリウス暦が元になっています。)
このイースターとはキリスト教最大のお祭りとも言われ、イエス様が十字架に架けられた後、復活したことをお祝いするものです。
この日に洗礼を受ける信者も多く、教会によっては、この復活祭を区切りに、神父や人事異動があり、いわば節目の日になります。
また同時に厳しい寒さである冬の終わりを告げ、春の訪れを喜ぶお祭りでもあります。
この復活祭、各国の言葉により呼び方が異なります。例えば一番よく知られているイースターは英語でEaster。
スペイン語=Semana Santa、ラテン語 =Pascha、イタリア語=Pàsqua 、フランス語=Pâques 、ノルウェー語= Påske、スウェーデン語 =Påsk、アイスランド=Páske、ロシア語=Пасха(パスハ)など。
復活祭の時期、アルゼンチンに訪問したことがありますが、スペインの移民が多いアルゼンチンでは、この復活祭の時期をスペインと同様「Semana Santa (セマナ・サンタ)=聖なる週間として盛大に祝います。
アルゼンチンの首都、ブエノスアイリスの街中にも、たくさんの卵型のチョコレートが並んでいました(写真上)。
イースターエッグ
イースターエッグ(上:アメリカ 下:パリ) |
キリスト教徒の多い国では、復活祭当日はパレード等が行われたり「イースターエッグ(仏語でウフドゥパック又はニドパック)」を作り子供達が遊んだ りします。
なぜ卵かというとキリストの復活を象徴するのに生命の源である卵がシンボルとして使われます。絵を描かれた卵を草むらなどに隠しておいて、 それを探し出すという子供の遊び「イースターハント」も復活祭のイベントの一つです。
またイースターエッグはウサギが持ってくるという言い伝えがあり、このウサギもまた復活祭のシンボルです。
この「イースターエッグ」は生卵の殻に小さな穴をあけ、ストローなどで中身を抜き、卵の殻に絵を描きます。宝石を施した繊細なものから、色を染めた だけの卵など様々です。