PS Vita/PSP関連情報

PSP goの利用シーンを考えてみる

11月1日に発売される、PSP go。ゲームスロットがなくて内蔵メモリ16GBの小型モデルですが、どのような利用シーンで使うものなんでしょう?

山道 健介

執筆者:山道 健介

プレイステーションガイド

ゲームの祭典、E3で電撃発表されたPSP go。
UMDドライブがなく、16GBのメモリを内蔵した小型タイプで、ソフトはすべてPlayStationStoreからのダウンロード購入となる。
さて、読者の皆様にご協力いただいた「PSP goを買う?買わない?」アンケートの途中結果だが、おおよそ票が固まってきた現段階では非常に様子見が多いようだ。


そもそも興味がないという層がおよそ3分の1、情報が少なすぎるから様子見という層が4割。UMD資産が生かせるなら買う、絶対購入するを併せて3割程度の読者は購入に積極的と思ってよさそうだ。
層別を変えてみると、情報が少なすぎるから様子見、UMD資産が生かせるなら買うという両者を合わせて半数以上が様子見だという見方もできる。

前回の記事でも書いたが、現状で情報不足と認識しているユーザーが最も多いというのは、いまいちPSP goがどのような立ち位置のハードなのかわかりかねているということではないだろうか。
文句ばかり言っていてもなんなので、今回は現在わかっている要素から利用シーンを想定してみよう。

携帯オーディオプレイヤー

クローズド・液晶オフで操作できれば立派な音楽プレイヤー。
回転機構のないゼロスピンドルモデルということで、現在のシリコンオーディオの潮流に乗ることは間違いないだろう。
ライバルはiPod Tuchやソニーのウォークマンあたりになりそうだ。
特に16GB、液晶画面の大きさなどはソニーのウォークマンXシリーズあたりと食い合ってもおかしくない。

その際に見逃せないのが、ゲームプレイを中断してXMBを操作できるというPSP goの独自機能である。
従来のPSPは、一度セーブなどをしてからゲームを終了しなければ他の機能にアクセスできなかった。PSP goであれば移動中に音楽を聴き、電車の中でゲームをプレイ、下車してからまた音楽を聴く、という使用方法ができる。

iTunesと同じような感覚で利用できるアプリケーション、Media goもプレイヤーとしての利用を想定していると言えるだろう。

また、筆者にはPSP goが据え置きゲーム機としての役割も背負っているように思える。
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