散歩/グルメ・行列・銭湯の散歩ルート

喜多方で朝ラー食べて、蔵を見てまわる(2ページ目)

福島県の喜多方市は、蔵とラーメンの街である。街をあるけばあっちらこちらにラーメン店や蔵がある。酒造などでは見学をさせてくれるところもあるし、試飲もできたりする。なんと素敵な街だろう。

増田 剛己

執筆者:増田 剛己

散歩ガイド

本当にあった「朝ラー」

日本三大ラーメンというものがあるそうで、それは札幌ラーメン、博多ラーメン、そして喜多方ラーメンなのだそうだ。この三大ラーメンの中でもひとりあたりのラーメン店がいちばん多いのが喜多方なのだ。それだけ喜多方の人々はラーメンを食べているというわけであろう。しかも朝からである。「朝ラー」なる言葉もあるという。そういう情報はわかっていたが、こうして目の当たりにすると、やはり驚く。
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坂内食堂のラーメン

前に20名くらいだったが、開店の7時になると後にも同じくらいの人が並んでいる。入り口から少し入ったカウンターで注文をして、そこでお金を払う方式だ。嫁がこの店の基本メニューである「支那そば」600円、僕は「ネギラーメン」にする。

ズルズルはいっちゃうねぇ

お金を払うと席を指定され座る。店内は広く、カウンター、テーブル、座敷などがある。
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支那そば 600円

「支那そば」と「ネギラーメン」は着席してほどなくやってきた。黄金色のスープだ。嫁の頼んだ「支那そば」をのスープを飲んでみる。塩ラーメンというかんじ。ものすごくあっさりしている。麺は平たく太い縮れ麺である。なるほどこれならなんだか朝から食べてもいけそうな気がする。ネギラーメンは支那そばと同じスープかと思ったが、こちらのほうが醤油の味が濃いかも。
しかし、このチャーシューはどうだろう。脂身たっぷりの存在感だ。と、口に入れてビックリ。くどくない。見た目ほどではない。口の中に入れると、もちろん肉の存在感はあるんだけれど、トロっととけてしまうようなかんじとでもいえばいいだろうか。「肉そば」が人気メニューだという理由もよくわかる。
両側のお客さんもズルズル音をさせて食べている。まさに朝からでもズルズルいけちゃうかんじなのだ。

さらに行列の人数は増えていた

もともとなぜ喜多方にラーメンが根付いたのかといえば、昭和初期にさかのぼるのだそうだ。今もある市内ラーメン店「源来軒」の藩欽星という人が、中華麺に近い「支那そば」を打ち、屋台を引いたのが最初だそうだ。これがウケ、各食堂でラーメンを出すようになったそうで、だから今でも喜多方ラーメンを出すお店は「食堂」という名前が多く着いている。ちなみに喜多方には120もラーメンを出す店があるそうだ。
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ネギラーメン800円

さあ、お腹もいっぱいになったところで、外に出ると、また驚いた。さっきよりもさらに行列がのびている。喜多方ラーメンのすごさをかんじた。

さあ、次ページでは
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