そしていつの間にか調布市へ
広い舗道には樹木が植えられていて、歩きやすい |
吉祥寺通りを南下する。武者小路実篤など、三鷹市ゆかりの文学者の一文が街灯に刻まれていたりして、歩くのも実に楽しい。
狐久保という変わった名前の交差点を過ぎ、気がつけば、東八道路という大きな道に出た。大きな道だが、車の通る道に併設されている舗道には高い樹木が植えられていて、車を感じることなく歩くことができる。いい散歩道だ。気づくと、すでに住居表示は調布市になっていた。
神代植物公園から深大寺へと往く
枯れ葉を踏みしめて歩く冬の散歩道。美しい竹林があった |
調べてみると、先にあったのは深大寺という名前。今の市町村合併と同じように明治22年に市町村制によっていくつかの村が合併。そのなかに深大寺村もあったわけだけれど、そのまま深大を使わず、神代村となった。その後、神代村は調布市になる。それで2つの「じんだい」が存在するわけだ。
さらに我々は深大寺へ進む。後からわかったのだけれど、深大寺の裏側からアプローチしていた。自然の中をどんどん進んでいく。美しい竹林がある。次々と自然が現れてくるのだ。