散歩/和む散歩ルート

初詣に散歩のススメ、明治神宮を歩く(2ページ目)

JR原宿駅から初詣の参詣者数が日本一の「明治神宮」へ。初詣シーズンは人でごったがえす境内だが、散歩した日は参詣客もまばら。境内を参宮橋方向に抜け、代々木まで歩いた。

増田 剛己

執筆者:増田 剛己

散歩ガイド

若者の街・原宿で歴史体験

明治神宮 境内
原宿という土地柄、初詣にも若い参詣者が多いが、みな粛々とするのも興味深い
明治神宮というのは、明治天皇・昭憲皇太后が祭られている社。だから、意外と歴史は新しい。創建されたのは1920年(大正9年)である。

境内へ続く森には立て看板がいくつかある。そのひとつに「代々(だいだい)この地に樅(もみ)の大木があったので、“代々木”の地名がついた」というものがあった。残念ながらその樅の木は先の戦争で焼失してしまったそうだ。今あるのは、その後を継いだものだそうだ。

立て看板の道をそのまま進むと外拝殿へと出る。初詣の時期はここに巨大な賽銭箱が置かれている。

江戸時代、庶民が楽しんだ旅行には「金毘羅参り」「お伊勢参り」などがあった。実質は遊興の旅という色合いが強いのだが、表向きは宗教色を出しているところが、日本人の特徴なのかもしれない。そういう意味では、初詣も同じようなところがある。歴史は脈々と受け継がれているのだ。

お参りのあとの、お楽しみ

ken
ボリューム満点な「ken」の定食。大晦日と元日は残念ながら休業。
元旦、明治神宮の外拝殿でお参りを済ませ、外拝殿向かって左側の道を抜けるとかがり火が焚かれている。さらに先に行くと、ズラーッと露店が並んでいるのだ。これが実に楽しい。おせちに飽きる正月だからこそ、B級グルメがやけにうれしい。

この道を抜ければ参宮橋駅がある。参宮橋の商店街の中には大晦日から元旦にかけて夜通し営業している店も多い。

この日は、参宮橋から小田急線の線路に沿って新宿方向に歩いた。しばらく行くと代々木に出る。代々木駅方向に歩くと「KEN」という洋食屋さんがあった。このお店は出前やロケ弁当などで有名なお店だが、店内で食べることもできる。僕はDランチを注文。牛肉に焼き魚、コロッケの定食だ。美味い!

そこから、家のある早稲田まで歩いた。




<関連リンク>
明治神宮ホームページ
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます