「柳屋」の鯛焼きを食べて歩き始める
(上)おやじさんの職人芸がきらりと光る! (中)できたての鯛焼き。焦げた部分は丁寧に取り除かれます (下)熱い!あんこの粒がしっかりわかり、甘さ控えめ。うまい! |
僕たちは近所の喫茶店で時間をつぶし、12時半、再びお店の前に。がーん、すでに10数名が並んでいる。1個だけ買う人もいれば、20個や30個買う人もいて、単純に人数で待ち時間を計ることはできない。ようやく僕たちが買えたのは、20分後。
さっそく食べてみる。おおおおお、これは……。まったく予想していなかった。他の2店舗とはまったく違うのだ。皮は薄めでかなり硬い。これまでの鯛焼きがお腹のところでうまく割れたのにこちらはなかなか割れないのだ。Nくんのカメラに向け、やっと中のあんこが見えたのだけれど、小豆のひとつひとつがわかる。そしてその小豆がキラキラ輝いている。
食べてみると、これがまったく甘くない。意表をつかれたかんじだ。小豆の味がする。皮もカリッとして粉っぽさがない。もう1個は絶対に食べられそう。Nくんは
「僕はここのがいちばん好きですね」
と言う。僕は、うーんどうだろう。どこのもおいしいと思うなぁ。しいて挙げれば麻生十番の「浪花屋総本店」だろうか。しかし、この御三家、甲乙つけがたいなぁ。結論はどこもおいしいってことで。