浮上するイチローのトレード話
チーム成績低迷のなか、トレード話が浮上するイチロー。現実的に手放すという判断はなさそうだが…… |
6月に入り、チーム不振の責任を取らされる形で9日(同10日)にジェフ・ペントランド打撃コーチ、16日(同17日)にバベシGM、19日(同20日)にマクラーレン監督と3人の粛清人事が行われたマリナーズ。今後のチーム編成について、ペレコウダスGM代行は同誌に「1人残らず暫定的な立場だ」と語り、昨年2007年、5年総額9000万ドルで再契約したイチローとて例外でないことを明言した。
また、同誌は「もちろん、オーナーはチームの宝であるイチローを手放すことはしないだろう」としながらも、「時々、手を抜いた走塁をしたり、スタイルにこだわり過ぎることがある。先のメッツ戦でも一塁フライに全力疾走しなかった。また、昨年のハーグローブ監督の解任は、イチローとの折り合いが悪かったために監督の方が切られた。イチローはチーム全体の雰囲気を決して良くしていない」と指摘した。チームが本当に大胆な改革をしたいなら、イチローのトレードも考えるべきというのだ。
これに追随したのが、スポーティング・ニューズ電子版で、「イチローは内紛のもとになっている。イチローがトレードされても驚かないことだ」とトレードの可能性が高いことを強調した。