改名とともに浮上するタンパベイ・レイズ
「弱小チームが改名によって浮上?」なわけがなく、そこには岩村の活躍が一つの要因となっている |
4月27日(日本時間28日)、レッドソックスに3連戦3連勝(球団初)し、3年ぶりの6連勝でア・リーグ東地区の首位に立った。開幕10試合以上を経過しての首位は、98年の球団創設以来初の快挙。これだけだったら単なる春の珍事に終わったが、6月の半ばを過ぎてもその勢いは衰えない。選手の総年俸がヤンキースの約5分の1、レッドソックスの約3分の1も満たないというのに、ヤンキースよりも上の2位をキープし、レッドソックスと首位争いをしているのだから、大したものである。
この健闘理由をジョー・マドン監督(53)は、「粘り強く戦う姿勢はウチの強さだし、それが随所に出ている」と説明するが、快進撃を支える“主役”としてメジャー2年目の岩村明憲内野手(29)を忘れてならない。