未来のJリーガーが激しく競り合う

高校選手権の裏で行われる「未来のJリーガー」の大会という早くから目をつけたい人にはうってつけの大会で、過去には宮本恒靖(G大阪)、佐藤勇人(千葉)、森崎浩司(広島)といった代表経験者をはじめ、最近の世代では前田俊介、高柳一誠、柏木陽介(広島)や高萩洋次郎(愛媛FC)、山本真希(清水)、ハーフナー・マイク(横浜FM)、そして日本代表入りした西川周作、梅崎司(大分)も出場した。

そして、高校生だけに選手が入れ替わるため、毎年勝ち続けることは難しい。Jユースカップは今年で14回目を迎えるが、過去13回で連覇をしたチームがなく、昨年優勝した清水も今年は予選リーグでG大阪、名古屋、広島と同じグループに入ってしまい、わずか勝ち点1しかあげられず早々と敗退してしまった。

また、Jクラブのユースが出場できる大きな大会は、夏に行われる日本クラブユース選手権とこの大会なのだが、連覇だけでなくこの両方を制するのも難しい。過去に日本クラブユース選手権との2冠を成し遂げたのは2003年の広島だけである。今年の日本クラブユース選手権の覇者であるG大阪は、決勝トーナメントの2回戦で三菱養和に完封負けを喫して姿を消した。ちなみに広島は翌2004年に日本クラブユース選手権と高円宮杯を制しながらも、このJユースカップでは惜しくも準優勝に終わった事は記憶に新しい。それだけ勝つのが難しい大会なのだ。

この当時の広島は選手が全寮制で同じ高校に通わせるなど、子供が集まりにくい環境でも地元と連携をとり活気的な方法で選手を育成してきた。その結果、関西出身の前田や東北出身の高萩らが主力となった2003年から2004年にかけては無敵と呼ばれるほどの強さを誇った。