ハウス
1から12のハウスが存在します。
誕生時のハウスはおすすめリンク集占い基礎知識&専門知識でもご紹介させていただいている天体の位置計算(ミステリーアート)をご覧いただければ、生年月日&時間、誕生場所入力ですぐに調べることができます。
カスプ表というところに第1室から第12室の星座の数値が表されたと思います。左の図を参考に円を描きとりあえず12等分したら左から順に1から12の番号を書きましょう。次にその区分の最初の線に各星座と角度を書いていってください。これでハウスの区分が出来上がります。(左の第1ハウスの始まりの線の横にASC、第10ハウスのところにMCと記してください)
以下、簡単に各ハウスが掲示する意味をお話しましょう。
第1ハウス
生まれたとき東の地平線上に何座があるかで決まります。また、この第一ハウスが始まるところをアセンダントと呼び、後で述べるMCと太陽星座と3つ合わせて個人の基本運勢を決める非常に重要なポイントです。例えば、第一ハウスが始まるところがしし座の15度であればアセンダント(ASC)はしし座となるわけです。
単体での意味を考察すると、まず最初の個人性の基本。どういう形で個人を形成していくか?その始発点といえるでしょう。原始の個人といえば分かりやすい?但し、個人の潜在能力のすべてをあらわすわけではなく、漠然とした器としてのタイプもしくは集団での在り方基本組成と考えていただければいいと思います。伝統的解釈では外見の特徴や体質などもあらわすとあります。
第2ハウス
このハウスは主に財産についてあらわします。財運のひとつとして扱い、財を構築していく手段を読み取ることにも役立ち、財力等に関するその人の考え方などについても重要なメッセージを持ちます。概ね自ら培っていく財力とその本質的傾向を表すと考えていいでしょう。
第3ハウス
このハウスは主に憧れ的個人的興味をあらわすと考えると興味深いです。「〇〇っていいなぁ」とかのように歌手に憧れたり、スポーツ選手に憧れたり、実際は達成されるかどうか分かりませんが、取り合えず子供心にいいなぁと思う生き方のひとつをあらわします。成熟するとこの興味が現実味を帯び個人の精神的傾向の在り方、「すなわち人生斯くありたい」という思考へと昇華するでしょう。あまり変化しない人も最近特に多いですが(笑)。伝統的には他に兄弟運や身の回りの環境などもあらわすとされています。
このあたりで、すでにひとつお気付きかと思いますがこれらハウスの示す基本的概念はもしかすると前回、勉強した惑星と何か関係があるかも知れない?という予測です。第4ハウス以降の説明は次回にして今回は上記の惑星とハウスの関係について少しお話しておきましょう。