本来であればこれから将来長い人生を生きてゆくはずの子供達が自分たちの手で自らの命を絶ってしまう行為は社会的に大きな問題となっています。
社会が複雑になるにつれ、世の中の目に見えないところではまともな精神では理解できないような陰湿ないじめなどが繰り広げられ、幼い子供達を自殺へと駆り立てているといいます。
このような悲しい出来事をなくすには、まず私たちが自殺の意味を考えることが必要だと思います。
みなさんは「ひとは何故自殺してはいけないの?」と聞かれたらすぐに答える事が出来ますか?
今回は自殺に関してスピリチャリズムの観点からお話させて頂きます。
自殺の意味を考える前に知っておきたいこと
わたしたち人間はこころを進化するために今を生きています |
それはやはり私たち人間がなぜいまこの世の中でこうして生活しているのかということではないでしょうか?
これには宗教や人種によりさまざまな見解があり、無心論者の中には「人生に意味などない」と考える人もいることでしょう。人それぞれ信仰はあると思いますが、スピリチャリズムの世界では、ほぼコンセンサスといえる回答が用意されています。
それは「この世という物質界で人生というカリキュラムを通していろいろな事を学びこころ(魂)を進化させること」とまとめることが出来るでしょう。それでは、何故私たちは「魂を進化」させなくてはならないのでしょうか?
それは宇宙(神)という名の意志(創造のエネルギー)の目的が永遠に進化することにあるからです。そして私たち個人の魂も実は宇宙の一部を担う大切なエネルギー体なのです。
そして私たち一人ひとりは何度も何度も輪廻転生を繰り返しながら物質界の人生という学校でいろいろなことを学びます。この学びを通して、私たちの魂は磨かれ進化しそして宇宙全体の進化に寄与してゆくことになるのです。
それでは、何故私たちは自殺をしてはいけないのでしょうか?
「私たちの命は私たちのものだから勝手でしょう?」「毎日苦しいことばかり。死んでしまっ方が楽かも。」「生きている意味が全くわからない。」「何も物事が思い通りに行かない。絶望。死のう!」「毎日いじめられてとても辛い。誰も助けてくれない。きっと、私なんか存在しない方がいいんだ。」「私は大きな間違いを犯してしまった。おてんとうさまにもはや顔向けが出来ない。一層死んでしまおう。」自殺に思い至る動機は実にさまざまあると思います。
でも、「一体自殺をした後に私たちは本当はどうなるのだろう?」と真剣に考えながら自殺する人は少ないのでは?
私たち人間は自殺をしたら一体どうなってしまうのでしょうか?
この問いかけに対してシルバー・バーチという古代霊が明確に答えてくれています。
次のページでは自殺の意味を探ってゆきます