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ねえ、自殺したらボクどうなるの?(3ページ目)

大きな社会問題となっている年少者の自殺。このような悲しい出来事をなくすためには、まず私たちが自殺の意味を考えることが必要だと思います。自殺に関してスピリチャリズムの観点からお話させて頂きます。

執筆者:永瀬 久嗣

画像の代替テキスト
自殺は自らの責任を放棄する行為になりかねません

人間は勇気を持って生きていれば必ず光が見える!

問「神は耐えきれないほどの苦しみは与えないとおっしゃったことがありますが、自殺に追い込まれる人は、やはり耐えきれない苦しみを受けるからではないでしょうか」
シルバー・バーチ「それは違います。その説明の順序としてまず、これには例外があるということから話を進めましょう。いわゆる精神異常者、霊的に言えば憑依霊(ひょういれい)の仕業による場合があります。この問題はいずれ別の機会に譲るとして、いずれにせよ憑依のケースはごく少数なのです。大多数は、私に言わせれば臆病者の逃避行為に過ぎません。果たすべき義務に真正面から取り組むことが出来ず、いま自分が考えていること、つまり死んでこの世から消えることが、その苦しみから逃れる一番楽な方法だと考えるわけです。

ところが死んでも、というよりは死んだつもりなのに、相変わらず自分がいる。そして逃れたはずの責任と義務の観念が相変わらず自分につきまとう。その精神的錯乱が暗黒のオーラを造り出して、それが外界との接触を遮断します。そうした状態のまま何十年も何百年も苦しむ者がいます。

しかし、すでに述べたように、一番大切なのは動機です。何が動機で自殺したかということです。ままならぬ事情から逃れるための自殺は、今述べた通りそう思惑通りには行きません。一方、これはそう多くあるケースではありませんが、動機が利己主義ではなく利他主義に発しているとき、つまり自分がいなくなることが人のためになるという考えに発しているときは、たとえそれが思い過ごしであったとしても、さきの臆病心から出た自殺とは全く違ってきます。

いずれにせよ、あなたの魂はあなた自身の行為によって処罰を受けます。みんな自分自身の手で自分の人生を書き綴っているのです。一旦書き記したものはもう二度と書き換えるわけにはいきません。ごまかしはきかないのです。自分で自分を処罰するのです。その法則は絶対であり不変です。だからこそ私は、あくまで自分に忠実でありなさいと言うのです。

いかなる事態も本人が思っているほど暗いものではありません。その気になれば必ず光が見えてきます。魂の奥底に潜む勇気が湧き出てきます。その時あなたはその分だけ魂を進化させたことになり、霊界からの援助のチャンスも増えます。背負いきれない荷は決して負わされません。なぜならその荷はみずからの悪業がこしらえたもの(注:必ずしも今生に於けるものとは限らない)だからです。決して神が“この者にはこれだけのものを背負わせてやれ”と考えてあてがうようなそんないい加減なものではありません。

宇宙の絶対的な法則の働きによってその人間がそれまでに犯した法則違反に応じて、きっちりとその重さと同じ重さの荷を背負うことになるのです。となれば、それだけの荷をこしらえることが出来たのだから、それを取り除くことも出来るのが道理のはずです。つまり悪いこと、あるいは間違ったことをした時のエネルギーを正しく使えば、それを元通りにすることが出来るはずです」

次のページでは子供達の自殺を防ぐために出来ることを考えます。
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