厄除けは本当に効き目がある?
厄除けのご祈願はしっかり行っておいた方が無難です |
平安時代にさかのぼると、貴族達は何かことあるごとに厄払いの祈願を行っていたようです。その後、江戸時代に厄年信仰が民間に広がり、現在の様に神社仏閣で厄払いの儀式を手軽に受けることができるようになりました。
さて、この厄払い、本当に効果はあるのでしょうか?
結論からいえば「YES」と言えそうです。なぜならば、大昔からたくさんの人々が厄除けを信じて実践してきたからです。私たちのご先祖様たちの長年に渡る「安全への想い」の積み重ねが「厄除け」という儀式にエネルギーを与えてくれているからです。
ある厄年に関する意識調査によると、ゆうに半数を超える人が厄払いを経験しているそうです。ただ、その中の多くの人は「真剣に信じているわけではないが、とりあえずいやなことが起こると困るのでやっておこう」という答えとか。
いずれにせよ、日本人の半分以上の人が厄除けを経験しているとすれば、かなり力強い「想念パワー」が生み出され、一層厄除け祈願への効果を増大していそうです。
さらに続けると、回答者の半数以上の人が「厄年に災難がふりかかった」と自覚しているとのことです。そして、なんとそのうち70%以上の人は厄除けを行っていなかったとか!
どうやら、厄除けのご祈願はしっかり行った方がよさそうです。
厄を無事に乗り越えるためには?
さて、それでは厄年を無事に乗り越えるためにわたしたちはどうすればよいのでしょうか?厄除けの重要性に関しては既にお話しましたが、まずは、厄除け祈願を上手に受けるコツをいくつかご紹介しておきましょう。
・ 神社仏閣は手入れの行き届いた清潔な場所を選びましょう
・ なるべくなら単独或いは少人数で受けるのがベター
・ ご祈祷料の大小が効果に影響することはありません
・ 出来れば前厄払いと後厄払いもお願いしたいところです
さて、厄払いをしっかりしたからといってそれだけでは十分ではありません。
厄払いは「こころの平和」をもたらしてくれますが、厄年を無事に乗り切るには、実は日ごろの生活態度が一番大切なんです。
厄年とは言葉を変えれば、心身の変調期間です。体の調子が変わったり、今までの考え方に変化がみられたり、将来に対して不安を強く感じるようになったりする時期です。
そこで、そういった変調期間を無事に乗り切るためのアドバイスをいくつか。
・ 健康診断などのチェックは特に念入りに行いましょう
・ 睡眠不足には気をつけて、ストレスをためないように
・ なるべく太陽の光にあたりましょう
・ 食べ物の好みが変わることが多いので偏食に注意すること
・ 新しいことにチャレンジするのはなるべく控えて
・ 恋愛や仕事はなるべく受身の態勢で望むこと
・ 何も考えないで過ごす時間を持ってみましょう
・ 自分の利益よりも他人の利益を優先してみましょう
みなさんが無事に厄年を乗り切られることをお祈りしております!
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