Asian Contemporary Art Fair New York 2008 リポート
『YUJI』エグゼクティブ・プロデューサー、手塚隆一氏に聞く
展示前に制作されたCGによる完成イメージ『YUJI』 |
・作品コンセプトと完成イメージCG
・手塚雄二略歴
・Asian Contemporary Art Fair
このブースを企画した山下画廊のエグゼクティブ・プロデューサー、手塚隆一さんに設営や会場の様子などをお伺いしました。
ガイド:手塚隆一さんは手塚雄二さんと苗字が同じですが…
手塚隆一氏/1951年生まれ。『YUJI』のエグゼクティブ・プロデューサー |
ガイド:このアートフェアはどのようなものなのですか?
プレミアムホール。ここから会場が始まる。中ほど左に山下画廊のブース。人が溢れている |
ガイド:今回二回目ということですが、現地でマーケティングをなさっている手塚さんの目からご覧になって、ニューヨークの美術愛好家はアジア現代アートにどのようなものを求めているとお考えですか?
手塚隆一:少なくとも昨年までは一部の人たちによる投資目的での中国出身の画家の絵画が話題を呼んでいたといえると思います。ただ、今回はインドネシアのHaris Purnomoの絵が注目を集めたように、その画家の質の高さが評価された年といえると思います。そういう点から、手塚雄二氏の作品も非常に高い評価を得ました。アートネット創始者のピエール・セルネ氏は「伝統芸術である日本画を現代芸術として見せるこの珍しい試みは、まさにSPECTACULAR(壮観)である。これは本当の意味で西欧への偉大なる紹介である」とコメントされております。