美人画の上村松園が残した
浮世絵、時代風俗の模写
美人画で知られる上村松園ですが、現存する縮図帖には草花や人物の写生とともに、浮世絵や時代風俗の模写、山水、花鳥画の縮図などがみられます。松園は、古画の模写や展覧会で心にとまった作品の縮図を生涯つづけており、その重要性を随筆集『青眉抄』の中で「縮図帖は私の生命から二番目-あるいは生命にも等しく大切なもの」と語っています。本展では、縮図帖をはじめ、円山応挙の模写、屋外での写生など、松園が描きためた貴重な資料が展示されます。
上村松園「円山応挙 <鶏> 模写」 |
館長、上村淳之氏が作品解説
■展覧会情報企画展「松園の縮図帖」展
会期:2005年9月10日(土)~10月10日(月・祝)
会期:※列品解説、9月10日(土)14:00~ 館長 上村淳之
会場:松伯美術館
会場:奈良市登美ヶ丘2丁目1番4号
休館日:月曜日(9月19日、10月10日は開館、9月20日(火)は休館)
開館時間:10:00~17:00(入館は16:00まで)
入館料:大人(高校生・大学生含む)800円
入館料:小学生・中学生 400円
■上村松園略歴:物故日本画家-上村松園
■上村淳之略歴:創画会-上村淳之