TSUBOTA JUNYA
        

坪田純哉
1974年 埼玉県生まれ、東京育ち
2001年 東京芸術大学大学院美術研究科日本画専攻修了→その他の情報

近頃思うこと/いかに物事をポジティブな方向に転換できるかということ

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ポートレート撮影/都築 綾

◇表現したいものについて

心臓が鼓動しているように、植物も空も月もすべてがあるリズムをもって変化してい るように感じられます。日常の断片的な場面も、鏡のようにその時々の感情のリズム を反映した像となって記憶に残っていくかのようです。最近、私はそんな中からポジ ティブに感じられた要素を抽出し、画面上に色や線の力に変えて、新たなリズムの中 に表現していきたいと考えています。それは深呼吸して新たな一歩を踏み出そうとす るときに感じるような、始まりのイメージ、あるいは風景といえるのかもしれません。

そして、自然や音楽を見たり聴いたりして感じるように、私の作品からも、人それぞ れの感覚で響き合えるものが少しでも出てくれば良いと思っています。見る人によっ て異なった力に変換され伝わっていくような、絵としてのコミュニケーションの在り 方にも魅力を感じていますし、ポジティブな方向で響き合えるものがあれば、なお嬉 しく思います。
◇自分の作品について

2003年頃から、さらに雰囲気が変化してきたように思います。最近は、抽象的な作品 や、具象であっても抽象の意を含む作品が増えてきました。それは表現したいテーマ が、力や空気、音楽的なものなど目に見えないものへと変化してきているからかもし れません。

素材も、表現する内容によって変わってきましたが、岩絵具を使うことが多いです。 光によってキラキラと輝く絵具の粒子が、水によって運ばれ、気化するとともにしっ とりと画面に定着し色を発する。その過程が作品のイメージを深く強くするように感 じられます。


「twists」45.5×92.0 cm 2004年

◇好きな言葉

flexibility(柔軟性)という英語の響きと意味がなぜか好きです。 私の場合、考え方次第ではただの「曲げやすさ」になってしまったりするのですが、 「柔軟性」というポジティブな要素は大切だと感じています。物事に好き嫌いの判断 をする前に、まずは柔軟に受けとめることで、何かを発見し、そこから広がっていく ものがあるはずだと確信しているからです。旅や、いろいろな仕事や人との出会いを 通して、そんな考えが強くなってきました。気持ちの変化が作品にも変化を与え、展 開させていくのかもしれません。



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