光ファイバを導入する
■何しろ速いのが魅力光ファイバの魅力は、その「速さ」です。インターネットでテレビ番組を見たり、iTunesで楽曲をダウンロード購入する、あるいは、フリーウェアをひんぱんにダウンロードするようなユーザーでも「待たされる」という感覚はほとんどありません。ネット回線を使ったテレビ会議を行うのも、簡単です。
ADSLに比べるとやや割高なので、先にあげたような利用方法が多いユーザーに適しています。また、上り方向(ユーザーからの送信)の速度も速いため、デザイナなど、大容量のファイルを送る仕事をしている人にはベストの選択です。
また、光ファイバはADSLのように「電話局からの距離」など立地による速度減退はなく、導入後「こんなはずじゃなかった」という失望感はまずありません。
回線別では、大きく分けて、東西NTTの提供する「フレッツ光」、GyaOの「GyaO光」、au-oneの「ひかりone」の3種類。「ひかりone」では1Gという超高速回線を提供していますが、「フレッツ光」などの最大100Mで不足感を感じるユーザーはまずいないでしょう。
■マンション居住者は導入不可?
光ファイバを導入する場合に留意したいことは、マンションでの利用の場合です。最近ではあらかじめ光ファイバが敷設されていることが多いのですが、速度が ADSLと同程度の10Mに抑えられている場合や、光回線はマンションの入口までで、各戸にはVDSL(ADSLの一種)という非対称回線(上りが遅い)が敷設されている場合があります。VDSLの場合、下りは約50M以下、上りは2M以下です。
このようなケースで100M以上の高速回線を導入したい場合は、単独で回線を引き込む必要があります。この場合は、マンションの管理組合の承認が必要で経費もやや高くなります。また、回線の引き込み元である電柱から遠い部屋では、引き込みそのものが不可能な場合もあります。
マンションでの光回線のタイプについては、マンション管理組合に問い合わせましょう。