流れは「光ファイバ」へ

インターネット接続サービスを提供してくれる会社が、「インターネットサービスプロバイダ」(プロバイダ)です。プロバイダの話にはいる前に、ネットへの接続方式(回線)にふれておきましょう。プロバイダの料金コースは、接続方式によって異なるからです。

2000年ごろまでのインターネット接続は、プロバイダのアクセスポイントに電話をかける「ダイヤルアップ接続」が主流。この方式では、画像がたくさんあるWebページはなかなか表示されないという「ノロノロ」でした。

ところが現在では、理論値1Mbps(メガビット/秒、以下「M」)以上の「ブロードバンド接続」が当たり前になってきています。この普及率は、いまや世帯数の半分を超えました。

ブロードバンド回線は1M~50MのADSLと、100M以上の光ファイバに大別されます。現在は、後発の光ファイバがADSLに追いつく勢いで、光ファイバへの移行期といえるでしょう。

料金には大きな差がない

プロバイダ業界の特徴は、価格競争が一段落した結果、どのプロバイダも料金上はほとんど差がなくなっています。

料金を考える場合、プロバイダを毎年替える人は少数でしょうから、2~3年程度の総経費を判断基準にするのが賢い選択です。「初期費用無料」であっても、月間料金次第では、通算で割高になるプロバイダもあり得るからです。

現在、プロバイダ各社は動画配信サービスなどのコンテンツを増やしせたり、ウイルスに感染したメールを排除するなどのセキュリティ機能を提供したり、会員向けのサポートを充実させて差別化を図っています。

プロバイダを選ぶ際には料金だけでなく、こうしたサービスも考慮に入れるようにしましょう。

非力なパソコンではブロードバンドは生かせない

ぜひ注意してほしいのは、パソコンによっては、ブロードバンドのメリットを体感できないということです。メモリ容量が小さく、CPUも遅い旧式のパソコンでは、ADSLから光ファイバに乗り換えたとしてもさほど速くなったようには感じられません。例えば、Webページを閲覧する際にはWebブラウザがページを解釈しますが、非力なパソコンではこの解釈速度が遅く、ネット回線の速さを生かせないからです。

詳細は、デスクトップパソコンノートパソコンのガイドサイトを参照していただきたいのですが、旧来のWindows XP搭載パソコンであれば、メモリ1GB、CPUの周波数1.5GHz以上は欲しいところです。

プロバイダだけの乗換はできない

すでにADSLなどブロードバンド回線が敷設されており、プロバイダだけを乗り換える場合でも、通常はいったんADSL回線を「解約」し、再度「工事」という手順になります。

併せて、プロバイダの乗り換え時にはメールアドレスの変更と知人・取引先への周知も必要ですので、プロバイダの解約・契約は時期を選び、1カ月程度は並行して契約しておくようにします。また、2~4月は入学・入社で工事がたて込みがちです。それ以外のユーザーはこの期間を避けた方が賢明です。


※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※OSやアプリ、ソフトのバージョンによっては画面表示、操作方法が異なる可能性があります。