落語界のSMAPことSWAとは?
夢枕獏とSWAのコラボレーション本。夢枕獏がメンバーのために書いた新作台本。 |
SWAは各メンバーが作った噺を作った本人以外の別のメンバーが演じたり(例えば、柳家喬太郎作の新作落語を春風亭昇太が演ずる)、メンバー全員で一つの題目を基に噺を創作したりするなど、演芸界の常識を打ちやぶったまったく新しいタイプの芸人集団。
SWAの目的は芸人個人、個人で作っていた新作落語(+講談)をメンバー全員で練り上げ、将来の古典落語(+講談)となるような作品として残すこと。つまり、SWAスタンダードを作ることです。
彼らの作品は普段の日常を題材にしているものが多く、落語を初めて見る人でもすぐに楽しめます。それゆえ、若者を中心とした熱狂的支持者が多数おり、SWAの興行は旗下時から毎回チケットは発売と同時にSOLD OUT。まさに落語界のSMAPといって過言ではない人気を博しています。
SWAの特徴
SWAにはオリジナルユニフォームがあります。真っ赤な着物に型から袖にかけてアディダスのような3本線が引いてあり、各々の背中には背番号がついていて、まるで着物の野球ユニフォームみたいでオシャレ。そして彼らの最大の特徴はその公演の演出にあります。通常の落語会のように太鼓の音と共にゆったり始まるのではなく、場内を暗くしてSWAメンバーを音楽と共に舞台のスクリーンで紹介したり、公演の半ばや終了時に出演メンバー全員でフリートークを行ったりとアイドルや歌手顔負けの演出をします。
落語会を古臭く、お年寄りの行くものだと思っている人はぜひ、一度SWAの公演(彼らの場合はツアーと呼ぶ)に足を運んでもらいたい。今までの落語会の、いや落語に対するイメージが一新されます。
次ページでは背番号順にSWAのメンバーを紹介します。