リーズナブルで一人旅に好意的な宿ベスト5を東日本から厳選
これまで旅行や取材で数多くの宿に一人泊まりしてきましたが、そのなかから特に印象深かった宿を5件ご紹介したいと思います。東日本エリアの宿のみのご紹介となりますが、いずれは西日本の宿についてもご紹介する機会を設けたいと考えています。宿ごとの魅力が多彩なので、あえて順位はつけませんが、いずれも2食付きで1~2万円前後と比較的リーズナブルで、一人泊まりに好意的な宿を選んでみました。
■アソベの森 いわき荘(青森県・弘前市)
吹き抜けのロビーラウンジ。館内には木のぬくもりが溢れます
岩木山麓に広がる百沢温泉の温泉宿。シングルルームが4室あり、泊食分離形式なので素泊まり、朝食付き、2食付きと、ニーズに合わせて選べる上、繁忙期や休前日などの割増料金がないという一人旅に良心的な宿。
青森ヒバ造りの大浴場は開放感たっぷり!
郷土料理にアレンジを加えた創作料理は、古民家再生カウンターダイニングでいただけます。一皿一皿できたての料理が供されるなか、職人さんとの会話も弾 み、楽しいひとときが過ごせるでしょう。夕食後はお楽しみの津軽三味線のライブが待っています。総青森ヒバ造りの大浴場は開放感たっぷりで気分爽快! 詳 しくは
宿泊レポート記事へ。
アソベの森 いわき荘
住所:青森県弘前市大字百沢字寺沢28-29
■炭屋 台の湯(岩手県・花巻市)
帳場の右奥の階段を昇って、各客室へ向かいます
花巻温泉郷のなかでも歴史が古く、湯治場の風情を残す台温泉の宿。かつて芸者置屋だったという由緒ある建物が改装して使用され、帳場の様子や迷路のように入り組んで配された間取りの異なる客室に、往時の面影を垣間見ることができます。
奥に品のよい坪庭も備わった6畳一間の客室
一人泊の場合は6畳一間の和室利用になりますが、小さな坪庭もあって居心地のよい空間です。お風呂は男女別の内湯がひとつずつ。料理は白金豚や前沢牛、三陸の魚介といった地の食材を使った創作料理となります。
炭屋 台の湯
住所:岩手県花巻市台2-64
■サヤンテラス(千葉県・夷隅郡御宿町)
海一望のテラス席でいただく朝食は最高の気分!
御宿海岸に面したビーチリゾートホテル。カップルで訪れるのもいいけれど、シーズンを外せば美しい海岸線を眺めつつ、一人で静かに過ごせるのでおすすめ。一人泊の場合は、ツインルームをシングルユースで。1泊朝食付きが基本の宿泊料金で、夕食は3種あるフレンチのフルコースからセレクトするスタイル。
バスケットにこんな風に好きなものを詰めれば、朝食のできあがり
漁港が近いので、新鮮な季節の魚介が前菜やメイン料理で堪能できます。翌朝は、バスケットに好きなアイテムを詰めて、海辺のデッキチェアで朝食を。チェックアウトが12時なので、思いっきり朝寝坊して遅めの朝食でスタートするのもいいでしょう。
勝浦のタラソテラピー施設「テルムマラン パシフィーク」の利用と宿泊がセットになった、
パッケージプランも用意されています。詳しくは
宿泊レポート記事へ。
サヤンテラス
住所:千葉県夷隅郡御宿町浜2163
■休暇村南伊豆(静岡県・賀茂郡南伊豆町)
庭園露天風呂には、かけ流しの湯船が男女2つずつあります
日本の渚百選に選ばれた、美しい海岸線が魅力の弓ヶ浜に面した好ロケーション。朝早く起きて浜辺を散歩すれば、日の出シーンに出合える日もあります。2008年7月にグランドオープンし、新たな客室や庭園露天風呂、エステルームや足湯付きの展望テラスなどが新設されました。
新設された本館の和洋室
充実した施設を備えながらも、公共の宿なのでリーズナブル、かつ週末や繁忙期でも空室があれば一人泊OK。夕食は地元の食材満載のバイキングが基本。プランによっては伊勢海老が登場することも!
休暇村南伊豆
住所:静岡県賀茂郡南伊豆町湊
■積善館(群馬県・吾妻郡中之条町)
大正ロマンを思わせる元禄風呂
元禄時代に創業した四万温泉の老舗宿。赤い橋を渡り、館内最古である本館の玄関をくぐれば、当時にタイムスリップしたかのような懐かしい気分に。宿の前を流れる新湯川の川底から『四万の病を治す』と誉れ高い効能豊かな源泉が、各湯船にかけ流されています。
朱塗りの橋を渡って趣のある本館の建物へ
アーチ窓が印象的な元禄風呂は国の登録有形文化財に指定され、泉質の良さもさることながら建築美は一見の価値アリ。通常の宿泊プランのほか、本館に宿泊する湯治プランで、さらにリーズナブルに滞在することもできます。
積善館
住所:群馬県吾妻郡中之条町四万温泉