資産運用/資産運用関連情報

進む円高で一時84円台!原因のドバイ・ショックとは?(2ページ目)

ドル円相場では11月27日、一時84円台まで円高が進行しました。円高が急激に進行した原因として、中東発「ドバイ・ショック」が取り上げられています。ドバイ・ショックの基本から、円高が日本経済や株式市場に与える影響を考えてみました。

横山 利香

執筆者:横山 利香

投資をはじめてみようガイド

  • Comment Page Icon

サブプライムローン問題の影響が今顕在化

数年前に起こった同じ出来事とは・・・そうです。米国発となったサブプライムローン問題です。

2008年に発生したサブプライムローン問題はじわじわと世界経済に影響を及ぼしてきました。そして、ようやく今、ドバイ・ショックとなって表れているのです。

サブプライムローン問題以降、アメリカ経済の低迷懸念からドルが売られて円が買われてきました。そのため、ドル円相場では円高が進行しました。

そして現在も同じように、ドバイ・ショックからドルやユーロが売られて円が買われ、円高に動いているのです。

円高が日本に与えるダメージ

円高が進行すると、輸出企業の経営に影響を及ぼします。すると、多くの輸出産業が日本経済の中心を担っているだけに、日本経済や株式市場にも悪影響を及ぼす可能性が高いと言えます。
日経平均株価チャート。Yahoo!ファイナンスより

日経平均株価チャート。Yahoo!ファイナンスより


こうしたことが想定され、日本の株式市場の象徴である日経平均株価が9000円割れ寸前まで売られたのです。

先日、政府によってデフレ宣言が行われました。円高がさらに進めば、日本経済への影響は大きいものになると言わざるを得ません。

どの程度円高が進行するのか、今後も注意深く見守っていくことが大切だと言えるでしょう。
【編集部おすすめの購入サイト】
楽天市場で資産運用関連の書籍を見るAmazon で資産運用の書籍を見る
【編集部からのお知らせ】
・「家計」について、アンケート(2024/4/30まで)を実施中です!

※抽選で30名にAmazonギフト券1000円分プレゼント
※謝礼付きの限定アンケートやモニター企画に参加が可能になります
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます