過払い金返還請求/過払い金返還請求の基礎知識

借金整理に要注意!過払い金請求、顧客争奪戦!?(2ページ目)

貸金業法の改正に伴い、急増してきた「過払い金請求訴訟」を売りにした債務整理。テレビのCM、広告などで見かけることが多くなりました。過払い金請求はビジネス的な要素が強いものに成り代わり、法律家の中で顧客争奪戦が激化し、誇大広告などもおおくなり、トラブルが急増中。借金整理の現場において、トラブルに巻き込まれないように、法律家選びは慎重になるほうがいいようです。

横山 光昭

執筆者:横山 光昭

お金を貯める体質改善ノートガイド

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相談無料?借金をした人が受ける被害

「無料ほど怖いものはない」という人がいますが、法律相談についても同じことが言えるかも。

「無料ほど怖いものはない」という人がいますが、法律相談についても同じことが言えるかも。

「相談無料」をうたう法律家もよく見受けます。相談無料の裏には「相談者を集めて債務整理手続きの手数料を得る」「過払い金の請求をして、成功報酬を得る」などの目的があります。無料をうたい、良心的な法律家もいますが、多くの場合はその裏の利益を期待してのこと。場合によっては多少強引でも手続きを進められたり、過払い金の成功報酬も多額の請求をされたりということもあるようです。
誘うだけ誘っておいて、一度費用を払うといろいろな名目で請求はされるのに、その後の手続きは進展しない…などという詐欺まがいのこともおこっています。
多重債務、借金苦の救済を目的とした債務整理よりも、稼げるうちに稼ごうという自分本位な債務整理がまかり通っている現在、借金で悩む人は2重もの被害を受けてしまう可能性も高いのです。

一大決心の借金整理を無駄にしない

様々に魅力的な言葉で、借金整理、過払い金請求訴訟を誘われ、しかも安全で頼れるはずの法律家からの誘い。安心してお任せしたくなりますよね。ですが、今は様々な法律家がいるので、自分で自分を守っていかねば思わぬトラブルに見舞われます。
注意したい法律家は、
  1. 会わずに手続きを勧めようとする(電話、FAX、メールでできると言う) 
  2. 話を十分聞かないまま手続きを進めようとする。
  3. 手続きを頼んで報酬を支払った後、連絡がまったく来ない。
  4. 金利の引きなおし計算書や取引履歴などを見せてくれない。
     

     
など。

逆によく話を聞き、家計の状況と今後返済すべき金額などを考慮して借金整理方法を一緒に考えてくれる法律家は信頼すべき法律家だと思います。
借金整理しよう、と決心することは、様々に悩んだ末の一大決心とも言えるでしょう。それを無駄に終わらせないよう、法律化選びも慎重に行きたいものですね。

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