そんな印象を持ち帰った私は、偶然にもネットで彼女のオフィシャルサイトを発見する。 更に幾つかの画像系サイトで撮影会における彼女の画像も見つけ、 「オートサロン」とは打って変わった笑顔にモデルとしての奥行きを感じた。そこへ決定的な情報が入って来た。須藤寛子・RQデビュー!である。しかも早野久美子さん、国本真子さんという一線級のRQと一緒だ。この面子を聞いた時点で「Rodeo Drive」RQは今年の目玉になると確信した。
しかし、彼女のRQデビューに関しては、幾つかの疑問も浮かび上がった。イベントコンパニオンとしては既にステイタスを確立し、モデルとしての実績も伴っている彼女がなぜこの時期にRQデビューなのか?!朗報であるに違い無い彼女のデビューは、同時に困惑にも繋がった。そこでお願いしたのが今回のメールインタビューである。直筆FAXで頂いた回答は、正に須藤寛子という人を象徴するに十分な内容だった。
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ここからは彼女から頂いた回答に基づき述べてみよう。回答の中には須藤寛子という人を表す幾つかのキーワードが含まれていた。何度か登場するなりきるという表現は正にソレで、シチュエーションに応じたキャラクター付けを常に行っている事がこのコメントから分かる。機械的に笑顔を作るのではなく、自分の中に特定のキャラクターを設定し、それを演じきる。「オートサロン」における私の解釈は間違っていなかったようである。
また、「タカビーで、花やかで、高級で、上品・・・を、朝起きて自分に洗脳する」というコメントからも、役割に応じたセルフプロデュースを意図的に行っている事が分かる。今後、サーキットにおける彼女は、前記したキャラクターを演じきる事で役割を真っ当し、「オートサロン」とは全く違うRQ・須藤寛子を見せてくれる事だろう。
かつてのRQには一見、近寄りがたい高貴なイメージがあった。しかし、時代と共にプロポーションも顔立ちも多様化し、むしろ庶民派と呼ばれる親しみ易いRQが人気を博すようになっていった。その背景には撮影会など、ファンと直接コミュニケーションを取る場が増えた事によると考えられるが、そんな傾向が強い中、敢えて「高飛車」を気取る彼女の潔さを、私は大いに評価したい。
RQに限った事では無いが、世に可愛い女性や綺麗な女性はたくさんいる。女性の目から見たカッコイイ女性もたくさんいると思う。しかし、異性である男性の目から見てもカッコイイ思える女性は稀少だ。彼女はそんな稀少な女性の一人と言って良いだろう。そして、その源は全て「自己流」を押し通している所にある。既成の誰かを目指す訳でもなく、流行や周囲に迎合する訳でもない。ある種、究極のナルシズムを押し通す事で、須藤寛子という存在が成立しているのだと結論付けられる。
・・・近い将来、私はレース会場に彼女を取材に行く事になるだろう。その際、彼女にしか演じられないRQになっていてくれる事を期待しつつ、今回の記事を締めくくりたいと思う。
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