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読むと差がつく母乳育児の基礎知識(2ページ目)

わが子は「母乳で育てたい」妊婦さんが大多数。でもサポートがないまま母乳育児をあきらめる人がたくさんいます。母乳をあきらめずに本当に実現させるアイテムをシリーズでご紹介。まずは母乳育児の本で基礎知識を。

執筆者:竹内 淳子

桶谷式 母乳で育てる本

母乳で育てる本
『桶谷式 母乳で育てる本』1,575円(税込)
「母乳が出ない」「赤ちゃんがうまく飲めない」「乳腺炎になった」「乳頭が切れて痛い」「断乳しなければならない」。そんなトラブルや悩みの支えになるのが桶谷式です。戦時中から戦後にかけての日本で、ミルクもなく母乳も出ず赤ちゃんを見殺しにしなければならない状況を見て、助産師の桶谷そとみさんが「母乳は必ず出るもの」「出せるもの」という信念から始めたのが桶谷式。

母乳の出をスムーズにしトラブルを防ぐためには、マッサージが重要です。まったく何もせずに最初から順調に母乳が出る人というのは、そう多いものではありません。初めての赤ちゃんを産んでから2、3日経つと、胸が熱を持ったように張ります。あまりの痛みに眠ることすらできない人も。この張りや痛みは、マッサージで解決することができます。

ですが、やみくもにマッサージをしては、かえってトラブルの原因になります。セルフマッサージを習得して、ある程度自分でケアすることもできますが、ひどいトラブルになると自分だけでは対処できなくなります。このような時の専門家の乳房マッサージを、桶谷式では「手技」といっています。

トラブルにならないための基本知識・トラブルになった時の自分でできる対処法・どんな状態になったら桶谷式に相談して手技を受けたらよいかなど、この本は、母乳育児に悩む人の駆け込み寺的参考書ともなっています。赤ちゃんの抱き方や飲ませ方についても写真入りで細かく説明され、母乳で育てる上で実際に知っておきたいことが詳しく具体的に書かれています。

母乳で育てたいと思いはしても、次から次へと訪れる問題を前に簡単にあきらめてしまうのが現実。その問題への、ちょっとした対処法を知っているか知らなかったかで母乳育児に違いが出るものです。読んでおけば、いざという時にあきらめずに済むでしょう。

母乳からの離乳食への進み方・働きながらの母乳育児・未熟児や双子の母乳育児・母乳育児成功のための病院選びについても述べられています。

巻末には相談室のリストがあり、日本全国の相談室の住所と電話番号が掲載されています。母乳育児のための基礎知識を得るだけでなく、困った時には実際に相談できるのが心強い桶谷式の本です。

<DATA>
・商品名:桶谷式 母乳で育てる本
・参考価格:1,575円(税込)
・サイズ:21cm×15cm×1.5cm

>>やっぱり心配なのは、赤ちゃんのアレルギー>>

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