リビングに現れては消える幻の「どこでも書斎」
ソファを利用すれば立派な書斎が出来上がる
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例えば、リビングのソファの前に、小さなテーブルを置き、そこに普段使う小物や筆記具を収納したALSTRAINの「DESKORGANIZER」を乗せます。さらに、雑誌やノートを収納したWORTHY WORK PLUSの「フレキシブルラック」をパティションのように設置。テーブルの家にノートパソコンや普段使いのノートを広げれば、十分使える書斎の完成です。「DESKORGANIZER」は、テーブルの大きさに合わせて、30cmか45cmを選びます。
もし、手元が暗いようなら、デスクライトを一つ用意しましょう。普段はベッドサイドにおいているライトでも良いですし、雰囲気を重視するなら、ハーマンミラー社の「Leaf Light」も魅力的です。写真で使っているのは、ヤマギワの「バイオライト・エオン」。使わない時には畳んでおけるので、普段邪魔にならない優れ物のライトです。机は輸入家具屋で5000円くらいで見つけた、大小二つのテーブルがセットになったもの。この程度のものなら、1万円以下で購入できるし、普段はソファ用のサイドテーブルとして使えます。
ガイド納富の「こだわりチェック」
この「どこでも書斎」。何が便利だといって、構築するのも撤去するのも、ほとんど手間要らずなのです。また、普段使いのデスクトップアイテムをぎっしり収納した「DESKORGANIZER」は、どこに置いていても便利です。「フレキシブルラック」も、普段と書斎用の両面の使い方が出来ます。後は、ノートパソコンを使うのなら無線LANを用意しておく事くらいでしょうか。
書斎としてのステータス感を得たいなら、それこそデスクライトにこだわるという手もあります。有名プロダクトデザイナーが手がけたライトは、コンパクトで使いやすく、明るくて、でも高価です。それだけに、書斎のグレードを上げるにはピッタリではないでしょうか。どこでも書斎のスタイルを考えれば、個人的には、アルテミデの「ITIS」(48,300円)がオススメ。深澤直人デザインによる、ミニマムなデスクライトです。
これで、手元には携帯電話もあるわけで、完全な書斎と言ってもよいのではないでしょうか。ソファを独占することになりますが、それこそ一日に数時間のこと。ここは我が侭を言わせてもらいましょう。疲れたら横になる事だって可能なのです。もちろん、ソファなし、テーブルなしでも、「DESKORGANIZER」を床置きして、座布団に座って「フレキシブルラック」で仕切る、というミニマムなお座敷書斎だって、作業的には問題ありません。そして、この、狭くてささやかさが泣けてくるような空間が、でも、実際に座ってみると、妙に落ち着くのです。茶室とか方丈の庵のような、禅のムードさえ漂う「どこでも書斎」、居心地は良いです。
<関連リンク>
・ALSTRAIN「DESKORGANIZER
45cm」はスタイルストアで購入できます
・ALSTRAIN「DESKORGANIZER
30cm」はスタイルストアで購入できます
・同コンセプトで木製のmargherita「60cmペンスタンド」もあります
・WORTHY WORK PLUS「フレキシブルラック」の購入はスタイルストアで
・深澤直人デザインのデスクライト、アルテミデ「ITIS」のレビューはこちら
・ハーマンミラー社の「Leaf
Light」のレビューはこちら
・ヤマギワの「バイオライト・エオン」の購入はこちらから